ひかり電話

光電話とは?アナログ電話とは何が違う?

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自宅などで固定電話を利用する場合、
NTTのアナログ電話よりも「光電話」の方がお得だと一般的に言われています。

お得だと言われたから使っているけど、そもそも光電話ってどんなものなのか
よく分かってないという場合も結構多いんじゃないでしょうか。

そこで光電話とはどんなものか、さらに光電話とアナログ電話の違い、
光電話を利用するメリット・デメリットなどについて詳しく見ていきたいと思います。

光電話とは?

光電話とは、簡単に言うとインターネット回線である「光回線」を使って提供される
音声通話サービスのことです。

スマホのメッセージアプリ「LINE」に音声通話サービスがありますが、
あれと同じ仕組みだと考えると分かりやすいかもしれませんね。

光回線を使って音声通話を行うわけですから、
建物に光回線が開通していないと光電話は当然使うことができません。

光回線事業者はそれぞれに光電話サービスを行っており、
 ・ひかり電話(フレッツ光)
 ・auひかり電話(auひかり)
 ・NURO光でんわ(NURO光)
などの種類があります。

さらにソフトバンク光の「ホワイト光電話」のように、自社回線を持っていない
光コラボ事業者が独自に行っている光電話サービスもあるんですね。

光電話サービスによって、
基本料金が無料(専用機器の利用料がかかるので実質的には有料)だったり、
特定キャリアのスマホとの通話料が安くなったり無料になったりします。

光電話は店舗や事務所でも同じ料金

スマホや携帯電話が広く普及しているので、一昔前に比べると、
自宅での固定電話の必要性はかなり低くなっています。

しかし業務ではまだまだ固定電話の必要性は高く、店舗や事務所などを
開業する場合には固定電話の開通も検討しておかないといけません。

NTTのアナログ電話では住宅用・事務用と用途ごとに基本料金が決められており、
店舗や事務所などで使う事務用は住宅用に比べて割高となっています。

住宅用のアナログ電話の基本料金が1,450~1,950円なのに対して、
事務用の基本料金は2,300~2,750円と800~900円も高いんですね。

個人で経営している小規模な店舗や事務所だと、
年間10,000円ほど経費が増えるだけでも大変だったりします。

ですから、とりあえず固定電話無しで開業して、
経営が軌道に乗ってから固定電話を設置するなんてケースもあるんだとか。

その点光電話は住宅用と事務用で基本料金が分かれていませんから、
自宅でも店舗や事務所でも同じ料金で利用することができます。

詳しくは後述しますが、NTTのアナログ電話より基本料金が大幅に安いので、
光電話を利用することで経費を抑えることにも繋がるんですね。

アナログ電話より光電話の方が利用者が多くなっている

自宅で利用するインターネット回線の主流がADSLから光回線に移り変わるに連れて、
固定電話の主流もアナログ電話から光電話に移り変わっています。

実際にNTTが2017年に調査したところによると、
アナログ電話の契約数が1754万軒なのに対して光電話の契約数は1803万軒で
光電話がアナログ電話を上回っているんです。

アナログ電話の契約数は1997年をピークに年々減少しており、
2017年時点ではピーク時の3分の1程度にまで減少しています。

反対に光電話は右肩上がりに契約数を伸ばしており、
2017年時点でも前年比1.5%増となっています。

個人だけでなく個人事業主や法人の固定電話も光電話化が進んでおり、
ある光回線の代理店調べでは2015年の時点で個人事業主や法人の70%近くが
光電話を使っているという結果が出たんだとか。

光電話はアナログ電話よりも基本料金・通話料ともに安いので、固定電話を
あまり使わない個人でも利用する機会の多い個人事業主や法人でも通信費が
抑えられるので、アナログ電話から光電話への切り替えが進んでいるんですね。

光電話とアナログ電話の違いは?

光電話とアナログ電話では、音声通話に使う回線に大きな違いがあります。

光電話は先にも書いたように、
インターネット回線である光回線を使って音声通話を行います。

それに対してアナログ電話は、専用のアナログ電話回線を使います。

ですから固定電話としてアナログ電話を利用する場合には、
インターネット回線とは別に開通工事を行わないといけません。

当然アナログ電話・インターネット回線それぞれに開通工事費が発生しますし、
場合によっては工事日も別で工事立ち会いのために2日予定を開けることになります。

対して光電話は、光回線と同時に申し込んでおけば開通工事は1回で済みますし、
光回線の工事費に含まれるので光電話そのものの工事費はかかりません。

光電話とアナログ電話は利用する回線が違うことで、
開通する際にかかる手間や費用まで違ってくるんですね。

安さを追求するなら光電話

先に何度か「アナログ電話より光電話の方が料金が安い」と書いていますが、
実際にどれぐらい違いがあるのか気になりますよね。

アナログ電話の基本料金は先にも書いたように
 ・住宅用・・・1,450~1,950円
 ・事務用・・・2,300~2,750円
です。

光電話の基本料金は、利用する光回線によって多少違うものの、
大体300~500円ぐらいとなっています。

アナログ電話を光電話に切り替えることで自宅だと1,000円以上、
店舗や事務所などとなると2,000円以上も基本料金が安くなるんですね。

通話料にも違いがあり、アナログ電話は
 ・市内・・・3分8.5円
 ・県内市外・・・3分20~40円
 ・県外・・・3分20~80円
と市内や市外などで料金が変わりますが、
光電話は市内市外など関係なく一律3分8円程度となっています。

スマホや携帯電話に電話をかける場合の通話料も、
アナログ電話だと1分20~40円かかりますが、光電話だと1分16~18円ぐらいです。

個人でも法人でも、固定電話をアナログ電話から光電話に切り替えるだけで
簡単に通信費を抑えることができますよ。

光回線事業者によって光電話の料金は多少違う

光電話の基本料金は500円が一般的ですが、ソフトバンク光のホワイト光電話は
467円ですし、NURO光でんわも関東以外のエリアは300円となっています。

また電力会社系光回線である「コミュファ光」の光電話も基本料金は300円ですし、
「eo光」に至っては基本料金が無料です。

ただしeo光で光電話を利用するには「eo光多機能ルーター」という専用機器が必要で、
この機器の利用料が287円ですから、eo光の光電話の基本料金は実質287円と
言って良いと思います。

通話料も固定電話宛は3分8円としているところが多いものの、
電力会社系の「メガエッグ」「ピカラ」「BBIQ」では少し安めの3分7.5円だったりします。

他にも、ソフトバンク光のホワイト光電話はソフトバンクスマホ、
auひかり電話はauスマホとの通話料がそれぞれ無料になります。
(いずれも特定の条件を満たす必要あり)

またフレッツ光のひかり電話だとドコモスマホとの通話料が少し安めに
設定されているなど、光電話でも使い方次第で大きく料金が変わることもあるんですね。

光電話にデメリットはある?

開通に手間とお金がかからず、
基本料金も通話料も安いとなると光電話にデメリットなんて無さそうですよね。

しかし光電話にもデメリットはいくつかあります。

まず光電話は光回線を使って音声通話を行いますから、
当然光回線が無いことには光電話を利用することができません。

ですから、自宅のインターネット回線はWiMAXなどのモバイル回線を使うので
光回線は要らないなどといった場合には、光電話も使うことができなくなってしまう
わけです。

また光回線に通信障害が発生した場合には、
インターネットだけでなく光電話も使えなくなります。

スマホや携帯電話があるので何とかなりますが、場合によっては光電話が使えないと
光回線に通信障害が発生しているかどうかも確認することができない恐れもあります。

光電話は停電時には使えない

それから「停電時に使えない」というのも光電話のデメリットです。

アナログ電話は電話回線から給電されているので、
停電時でも電話をかけたり受けたりすることはできます。
(留守電など電話機の機能は使えない)

光回線の終端装置である「ONU」「ホームゲートウェイ(HGW)」はコンセントから
給電されるので、停電時には光回線自体が使えなくなってしまいます。

光電話は光回線を使って音声通話を行うので、光回線を使えなくなると光電話で
電話をかけたり受けたりすることもできなくなるわけです。

停電時にはスマホや携帯電話も回線が混雑して繋がりにくくなったりしますから、
安否確認や緊急通報などの際には固定電話が重要な役割を果たします。

2018年の北海道や2019年の千葉県など、
地震や台風による大規模かつ長期間の停電が実際に発生しています。

停電時に一切の通信手段が無くなってしまう恐れもあるわけですから、
光電話が停電時に使えないのは決して小さいデメリットではないですよ。

光回線乗り換え時に電話番号が変わる恐れあり

スマホや携帯電話でも電話番号が変わると、
友人などに電話番号が変わったことを知らせないといけないので面倒ですよね。

固定電話の電話番号は各種契約や申し込みなどで使いますから、
スマホや携帯電話以上に電話番号が変わると厄介です。

アナログ電話でも引っ越しなどで電話番号が変わることがありますが、
光電話は光回線の乗り換えでも電話番号が変わってしまう恐れがあります。

実は固定電話の電話番号には
 ・NTTがアナログ電話用に発行した番号
 ・NTT以外の通信会社がアナログ電話用に発行した番号
 ・光電話用に発行された番号
の3種類があるんです。

この内「NTTがアナログ電話用に発行した番号」以外は、
基本的に光回線乗り換え時に電話番号を引き継ぐことができないようになっています。

光電話から光電話に電話番号を引き継ぐには
 ・番号ポータビリティー
 ・アナログ戻し
の2つの方法があるんですが、
いずれもNTTがアナログ電話用に発行した番号以外では利用することができません。

今後よりお得な光回線サービスが登場しないとも限りませんから、
光電話の電話番号が変わるために光回線が乗り換えにくくなるのはデメリットですよね。

ただしフレッツ光から光コラボへの「転用」、
光コラボから光コラボあるいはフレッツ光への「事業者変更」では、
例外的に光電話用に発行した番号でも番号ポータビリティーで引き継ぐことができます。

料金が安い以外の光電話のメリットは?

光電話にそれなりのデメリットがあるのは仕方ないとして、
料金が安い以外にも光電話にはメリットはあるんでしょうか?

正直なところ料金が安いことを越えるメリットは光電話には無いんですが、
しいて挙げるとすれば「スマホを子機として使うことができる」ということです。

専用のスマホアプリをインストールすれば、
スマホを光電話の子機として使うことができるようになります。

通常のコードレスフォンでは、親機と子機の距離が離れすぎると電波が届かなく
なるので、子機を携帯電話のように外出先に持って行って使うことはできません。

しかし光電話の子機としてスマホを使う場合には、少し設定を変更しないと
いけませんが、外出時にもスマホを光電話の子機として使うことができます。

単に外出時にも自宅にかかってきた電話が受けられるだけでなく、
外出先からスマホで電話をかける場合でも、光電話の子機としてなら
光電話の安い通話料で済ませることができるんですね。

さらに本来スマホだと繋がらないフリーダイヤルにも、
光電話の子機としてなら繋がります。

メリットと言えるほどのメリットではないかもしれませんが、
外回り中心で店舗や事務所を空けることが多い場合には
スマホが固定電話の子機として使えるのは便利なんじゃないでしょうか。

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