固定電話

店舗を経営するなら固定電話番号の取得は必須?

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お店を開業する際には色々な手続きなどに忙殺されるので、
「するべきこと」に優先順位を付けて準備していくことが重要です。

しかし開業には欠かせないにも関わず、
優先順位が低く後回しにされがちなのが「固定電話」です。

スマホ・携帯電話が全盛の現在、個人の住宅なら固定電話の設置や
電話番号の取得は後回しにしても何ら問題ありません。

それどころか、自宅に固定電話を設置しないという選択肢だってあります。
(料金負担を考えると設置しない方がお得だったりする)

しかしお店を開業するとなると、
電話番号を取得して店舗に固定電話を設置するのは必要不可欠なことなんですね。

とは言え過去に開業の経験が無ければ、
新規で固定電話の設置手続きを行ったことがある人なんてそうそう居ないと思います。

そこで、どこへ申し込めば電話番号が取得できて
固定電話を設置することができるのかについて詳しく見ていきましょう。

またどうして店舗に固定電話が必要不可欠なのか、その理由も説明しますよ。

固定電話として一般的なNTTのアナログ電話

住宅や店舗に固定電話を設置する場合、
NTTのアナログ電話を利用するのが一般的です。

店舗の住所が
 ・富山県
 ・岐阜県
 ・愛知県
 ・静岡県
から西なら「NTT西日本」、
 ・新潟県
 ・長野県
 ・山梨県
 ・神奈川県
から東なら「NTT東日本」に申し込むことで固定電話が設置、
電話番号を取得することができます。

それぞれの公式サイトで固定電話の申し込みを受け付けていますし、
局番無しの「116」(西日本・東日本共通、NTTの固定電話のみ利用可能)か
 ・NTT西日本・・・0800-2000116
 ・NTT東日本・・・0120-116-000
に電話をかけることでも申し込めます。

店舗となる物件に既にアナログ電話回線が敷設されていれば、
NTT側での工事のみとなるので、申し込んでから数日で開通できる可能性があります。

新築物件などでアナログ電話回線が無い場合は、最寄りの電信柱から
電話用ケーブルを引き込んで屋内配線を行う大掛かりな工事が必要です。

なので、工事業者の都合次第ですが、
申し込んでから開通まで少なくとも1週間ぐらいはかかると思った方が良いですね。

工事費は、アナログ電話回線の状態によって2,000円程度で済むこともあれば
10,000円以上かかることもあります。

NTTのアナログ電話は初期費用・基本料金・通話料が高い

固定電話としてNTTのアナログ電話を利用するのは一般的な方法ではありますが、
金銭面を考えるとあまりオススメできません。

NTTのアナログ電話を設置する際には、工事費とは別に、
36,000円の「施設設置負担金」を払うことになります。

店舗を自分の理想に近づけるのにもお金がかかりますし、
固定電話設置に工事費含めて40,000円前後必要なのはちょっと痛いですよね。

実際に固定電話を設置した後の料金も高く、事務用の基本料金が月2,300~2,500円、
通話料は
 ・市内・・・8.5円(3分)
 ・県内市外・・・20~40円(3分)
 ・県外・・・20~80円(3分)
 ・スマホ、携帯電話・・・20~40円(1分)
となります。
(県内市外と県外は距離、スマホ・携帯電話はキャリアによって通話料が変わる)

施設設置負担金無しの「ライトプラン」だと、通常よりも少ない初期費用で固定電話が
設置できますが、基本料金が月250円ほど割高になってしまいます。
(通話料は同じ)

開業後しばらくは資金繰りが厳しくなりがちですから、
固定電話にこれだけのお金をかけるのは得策じゃないと思いますよ。

NTTのアナログ電話以外で固定電話を設置する方法

アナログ電話はNTTしかサービスを提供していないわけではなく、
ソフトバンクも「おとくライン」でアナログ電話サービスを提供しています。

おとくラインではNTTのアナログ電話回線を使うんですが、
固定電話設置や電話番号取得に「施設設置負担金」は必要ありません。

当然ですが、おとくラインでもNTTのアナログ電話と同じ市外局番から始まる
電話番号を取得することが可能です。

開通工事費が7,000~12,000円ほどとNTTよりも少し高めですが、
基本料金と通話料は安くなっています。

おとくラインの事務用の基本料金は月2,050~2,350円、
通話料は固定電話宛は全国一律で3分7.9円、携帯電話宛は1分最大18円です。

NTTのアナログ電話よりも設置費用・利用料金ともに安いので、店舗の
固定電話としてはソフトバンクのおとくラインの方が文字通りお得ではないでしょうか。

ちなみにおとくラインの申し込みは、ソフトバンクの公式サイトやソフトバンクショップ、
ソフトバンク代理店サイトでも受け付けています。

光回線のオプションとしてひかり電話を使う

どんな業態であっても、店舗を構えるとなると「インターネット回線」の開通も必須です。

売り上げや在庫の管理にインターネットは欠かせませんし、飲食店ともなると
Wi-Fiが利用できるのかどうかでお客さんの数が変わってきてしまいます。

店舗のインターネット回線として光回線を開通させるのであれば、
そのオプションであるひかり電話を利用するという方法もあります。

光回線と同時に開通させれば、ひかり電話の開通工事費はかかりません。

基本料金も月500円程度ですし、通話料も固定電話宛は一律3分8円程度、
携帯電話宛も1分16~18円程度です。

アナログ電話からひかり電話への切り替えではなく、ひかり電話新規開通でも「03」や
「06」といった通常の市外局番から始まる電話番号を取得することができます。

光回線が必要で、停電時には通話できなくなるといったデメリットがあるものの、
金銭的な面を考えるとNTTのアナログ電話やおとくラインよりお得だと思いますよ。

「転送電話」で固定電話を設置せず電話番号だけ取得する

市外局番から始まる電話番号だけ取得して、かかってくる電話を全てスマホや
携帯電話に転送してもらう「転送電話」を利用する方法もあります。

例えば「Toones転送電話」というサービスであれば、「03」や「06」といった市外局番で
始まる電話番号だけ取得して、その番号にかかってきた電話を指定のスマホなどに
転送してもらうことができます。

こちらからスマホなどで電話をかける際にも、
相手に携帯番号ではなく市外局番から始まる電話番号を通知させることが可能です。

Toones転送電話の公式サイトでユーザーアカウントを管理しているので、
利用には公式サイトにアクセスできるパソコンとインターネット環境が必要となります。

初期費用は2,980円、基本料金は月998円とひかり電話より若干高いですが、
アナログ電話に比べると安いですね。

ただ、アナログ電話やひかり電話では基本的には発信時しか通話料が発生しませんが、
転送電話では発信時だけでなく着信時にも通話料が発生します。

発信時の通話料は一律30秒12.73円、着信時の通話料は固定電話だと3分9.3円、
携帯電話だと1分18.6円となります。

保険代理店を個人で開業する場合など、日常的に外出しており店舗や事務所に
ほとんど人が居ないのであればこの転送電話を利用するのもアリだと思います。

しかし店舗内で業務が完了する業態のお店だと、通話料が高いので、
固定電話代わりに転送電話を利用するのはあまりお得じゃないですね。

固定電話の電話番号は指定して取得できる?

個人の住宅で使用する固定電話だと、間違い電話や勧誘の電話が増えるので、
覚えやすい電話番号を取得するのは考えものです。

しかし店舗で使用する固定電話となると、
お客さんや取引先などに覚えてもらいやすい電話番号を取得したいですよね。

では固定電話を設置する際に、
こちらが希望する電話番号を指定して取得することはできるんでしょうか?

固定電話サービスを申し込むと、
NTTなどの事業者側から電話番号の候補が5つほど提示されます。

その中から気に入ったものを選ぶことはできますが、
自分が指定した電話番号を取得するといったことは基本的にはできません。

ただしToones転送電話では、
続き番号(1234など)・ゾロ目(1111など)・キリ番(1000など)といった特殊な番号は
有料となりますが、電話番号を指定することも可能です。

また続き番号やゾロ目、キリ番、さらには「0878」(お花屋)などの語呂合わせの
電話番号を販売・レンタルしている業者もあります。

ゾロ目やキリ番だと購入するのに100万円以上かかることもありますし、
語呂合わせの番号でも10万円以上かかります。

最近は固定電話機でもスマホ・携帯電話でも電話番号は登録できるので、
以前ほど覚えてもらいやすい電話番号にする必要性が低くなっています。

なので資金に余裕があるならゾロ目などの電話番号を購入するのも良いですが、
そうでないなら無理してまで購入する必要は無いんじゃないでしょうか。

店舗の開業時に固定電話番号を取得した方が良い理由は?

現在はスマホ・携帯電話が全盛ですから、
店舗の電話としてスマホや携帯電話を使ったって何の問題もありません。

しかし店舗には固定電話を設置して、
市外局番から始まる固定電話番号を取得した方が何かとメリットがあるんです。

店舗に固定電話を設置して固定電話を取得する最大のメリットは、
「お客さんや取引先などに信用されやすい」ということです。

スマホや携帯電話が全盛とは言え、携帯電話番号よりも固定電話番号の方が
信用できるという風潮が日本にはまだまだ根強く残っています。

実際ある固定電話の代理店が調査したところによると、店舗や取引先の電話番号が
携帯電話番号だと利用・取引しないと答えた人が6割以上に達したそうです。

自分がお店を利用する場合、お店の電話番号が「090」や「080」で始まっていると
何となくですが不安になっちゃいますよね。

また何らかの理由でお金が必要となり、金融機関などから借り入れを行う場合にも
携帯電話番号だと審査で不利になることがあります。

もちろん電話番号だけでお店の良し悪しが判断されるわけではありませんが、
多少でもプラスになるのであれば固定電話番号を取得しておいた方が良いですよね。

固定電話番号が無いと金融機関で口座が作れないことも

ネットバンキングなど昔に比べると金融機関の利用が手軽になっていますが、
金融機関の口座を作る際には固定電話番号が必要となるケースが少なくありません。

携帯電話番号はもちろん、
「050」で始まるIP電話の番号でも口座を作る際には拒否されることがあります。

個人が経営する店舗とは言え、取引先との決済を全て現金で行うわけには
いきませんから、お店を運営していくためには金融機関口座は不可欠です。

携帯電話番号だけで固定電話番号が無くても、
口座を作らせてくれる金融機関が全く無いわけではありません。

しかし固定電話番号が無いと口座を作らせてもらえないケースが多いので、
開業する際には固定電話番号を取得した方が良いと言うよりも取得するべきと
言っても良いぐらいなんですね。

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