固定電話

固定電話に必要性無し?インターネットがあれば十分?

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「オレオレ詐欺」に「アポ電強盗」など、固定電話を利用した犯罪が横行しています。

登録した番号以外の電話には出ないとか、「ハローページ(電話帳)」に自宅の
電話番号を掲載しないといったことで犯罪に巻き込まれないように
自己防衛している人も多いんじゃないでしょうか。

こうした自己防衛をするぐらいなら、
いっそのこと自宅で固定電話を使わないことを検討しても良いと思います。

通話ができるアプリもありますから、自宅にインターネット回線さえ引いていれば
固定電話無しでも十分に対応できそうですよね。

そこで固定電話のメリットなどを見ていくとともに、
本当に固定電話が不要なのかどうかを詳しく見ていきましょう。

インターネット回線があれば固定電話は不要?

今や1人が1台以上スマホや携帯電話を持つ時代となっており、緊急性の高い連絡の
場合は固定電話ではなくスマホや携帯電話にかけることが多くなっています。

平日昼間だと仕事や学校などで家に誰もおらず、
固定電話にかけたところで繋がる可能性は低いですよね。

しかしスマホや携帯電話だと、仕事中や授業中でも身近にあるので、
固定電話に比べると格段に繋がりやすいんですね。

スマホや携帯電話は固定電話に比べると通話料が高く、
友人などと電話で話すのが好きな人にとっては使いにくい面もあります。

通話料の問題も、先に紹介した通話アプリを使えば解決します。

メッセージアプリの「LINE」にはLINE電話という機能があり、
LINE電話同士なら音声通話もテレビ電話も通話料無料です。

自宅の光回線などのインターネット回線にスマホや携帯電話をWi-Fi接続すれば、
データ通信量の消費も気にする必要がありません。

そう考えると、自宅でインターネット回線さえ使えるようにしておけば、
固定電話は必要無いってことになりそうですね。

ひかり電話の方が料金が安い

親類や古い友人の中にお互い固定電話の電話番号しか知らない人が居て、
固定電話の利用を止めてしまうわけにはいかない場合もあると思います。

どうしても自宅で固定電話を使わざるをえないのであれば、
「ひかり電話」がオススメです。

光回線のオプションとして利用できるひかり電話は、自宅の固定電話として
利用できる上に従来の固定電話よりも基本料金も通話料も安くなっています。

固定電話として一般的に利用されているNTTのアナログ電話の場合、基本料金が
 ・住宅用・・・1,450~1,700円
 ・事務用・・・2,300~2,500円
となっています。

通話料は
 ・市内・・・8.5円(3分)
 ・県内市外・・・20~40円(3分)
 ・県外・・・20~80円(3分)
 ・スマホ、携帯電話・・・20~40円(1分)
です。
(県内市外と県外は距離、スマホ・携帯電話はキャリアによって料金が変わる)

対して光回線の基本料金は500円で、通話料も固定電話宛は市内・市外・県外関係なく
一律3分8円、スマホ・携帯電話宛も1分16~17.5円となります。

基本料金は光回線の方が1,000円ぐらい安いですし、
通話料も県外宛だと最大でアナログ電話の10分の1に抑えることができるんですね。

どうして固定電話を使いたい、あるいは使わざるをえないという場合には、
アナログ電話ではなくひかり電話を使った方が通信費はお得ですよ。

光回線を乗り換えてもひかり電話の電話番号は変わらない?

固定電話としてひかり電話を使うのは良いんですが、光回線を乗り換えた際に
電話番号が変わってしまうんじゃないかという不安もありますよね。

実際以前はひかり電話同士だと、番号ポータビリティーによる電話番号の引き継ぎが
できず、アナログ戻しという手続きが必要でした。

NTTのアナログ電話とひかり電話は、
相互に番号ポータビリティーでの電話番号の引き継ぎが可能となっています。

これを利用して、「ひかり電話→アナログ電話→ひかり電話」と切り替えることで、
本来できないひかり電話同士での電話番号の引き継ぎを行っていたわけです。

しかし現在では、ひかり電話同士でも番号ポータビリティーで電話番号を引き継ぐことが
できるようになっています。

ですから光回線を乗り換えても、ひかり電話の電話番号が変わることはないんですね。

ただしひかり電話同士での番号ポータビリティーには、「NTTがアナログ電話用に
発行した電話番号を使っていること」という条件が付いています。

ひかり電話で
 ・ひかり電話用に発行された番号
 ・NTT以外がアナログ電話用に発行した番号
を使っている場合は、番号ポータビリティーで電話番号を引き継ぐことができません。

ひかり電話用やNTT以外が発行したアナログ電話用の番号ではアナログ戻しも
できませんから、光回線の乗り換えでひかり電話の電話番号が変わってしまいます。

しかしフレッツ光から光コラボへの「転用」、光コラボから別の光コラボあるいは
フレッツ光への「事業者変更」の場合は、例外的に「ひかり電話用に発行された
電話番号」でも番号ポータビリティーで引き継ぎが可能です。

ただソフトバンク光の「ホワイト光電話」など、光コラボ事業者が独自に行っている
ひかり電話サービスを利用している場合は、事業者変更でもひかり電話用の番号は
引き継ぎができません。

このようにひかり電話の電話番号引き継ぎは条件が非常にややこしくなっているので、
光回線乗り換えの前に
 ・ひかり電話の電話番号引き継ぎが可能かどうか
 ・電話番号を引き継ぐにはどういった手続きが必要なのか
をNTTで確認しておきましょう。

固定電話を利用するメリットって?

家族や友人などと通話するということだけで言えば、
固定電話でなくてもスマホや携帯電話で十分に事足ります。

しかし固定電話にもスマホや携帯電話には無いメリットがあり、場合によっては
自宅に固定電話が無いことが人生を左右することにもなりかねません。

では固定電話にはどういったメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。

スマホや携帯電話より固定電話の方が信用度が高い

携帯電話が一般的に普及し始めてから20年以上が経過しますが、いまだに
スマホや携帯電話よりも固定電話の方が信用度が高いという風潮があります。

確かに飲食店や美容室などを予約する際、
お店の電話番号が「090」や「080」で始まる携帯番号だとちょっと不安になりますよね。

2つのお店で悩んでいて、片方が携帯番号でもう片方が固定電話の番号だと、
固定電話の番号のお店を選んでしまうと思います。

固定電話を使っていることで信用度が高くなるのはお店に限ったことではなく、
個人でも同じようなことが言えます。

将来的に車や住宅を購入するとなった場合、なかなか現金一括は厳しいですから、
ローンを組むことになりますよね。

その際に提出する書類に固定電話ではなくスマホや携帯電話の番号を記載することで、
「信用度が低い人」だと判断されてしまう恐れがあります。

もちろん電話番号だけで信用の有る無しを判断されるわけではありませんが、
ローン審査ではどういう基準で判断しているか分かりません。

なのでマイナスと判断される恐れのあることをできるだけ少なくするのであれば、
スマホや携帯電話とは別に固定電話も利用しておいた方が良いんですね。

FAXが使える

固定電話があると周辺機器である「FAX」を使うこともできます。

書類や画像などのやり取りはメールでもできますから、
FAXが使えることは何のメリットにもならないですよね。

確かに一般家庭ではFAXを使う機会はほとんど無いですが、
店舗や事務所ではまだまだFAXが必要となる場面が少なくありません。

特に飲食店で食材や飲料品を業者に発注する際、現在でもFAXが必要です。

メールやインターネットで発注作業ができる業者も増えていますが、
FAXでしか発注を受け付けていない業者も少なくないんですね。

一般家庭だとFAXが使えるから固定電話を使おうとならないかもしれませんが、
お店や事務所ではFAXが使えるので固定電話も使った方が良いですよ。

スマホでもFAXの送受信ができる!?

店舗や事務所では、
FAXが必要になる場面も少なくないので固定電話を使った方が良いと思います。

ただスマホでFAXが使えないかと言うと、そんなことも無いんです。

実は「インターネットFAXアプリ」というのもがあり、
固定電話が無くてもスマホだけでFAXの送受信ができちゃうんです。

使い方は簡単で、相手にFAXを送る場合は書類などの画像をスマホに取り込み、
取り込んだ画像をメールに添付して送信するだけ。

そうすると相手のFAX機には、メールに添付した画像が紙にプリントされて出てきます。

FAXの受信も、相手から普通にFAXを送ってもらえば、
書類や画像が自動的にPDF化されてメールとして届きます。

主なインターネットFAXには
 ・eFax
 ・jFax
 ・03FAX
などがあります。

利用には月額1,000~1,500円ほどの料金がかかりますが、通常のFAXでも用紙代や
電気代がかかることを考えると、アプリの料金はそれほど高額というわけでもありません。

停電になっても固定電話は使える?

固定電話は災害に強いというメリットもあります。

NTTのアナログ電話は電話線から電気が供給されているので、
電話線さえ生きていれば、停電時でも電話をかけたり受けたりすることができます。

スマホや携帯電話は停電時には充電することができないので、
バッテリーが切れると電話をかけることができなくなります。

停電時に家族が急に体調が悪くなったあるいは怪我をしたといった場合でも、
アナログ電話であれば緊急通報も可能です。

ただし同じ固定電話でもひかり電話は停電時には使えません。

ひかり電話は光回線を使って音声通話を行いますが、光回線を利用するための
装置「ONU」はコンセントから電気が供給されていないと作動しません。

またひかり電話は回線から電気が供給されていないので、
こちらもコンセントで電気を供給しないことには電話機が使えないんですね。

少人数世帯なら携帯電話・スマホだけでも十分

固定電話に色々なメリットがあるとは言え、一人暮らしあるいは夫婦二人などの
少人数世帯であればスマホや携帯電話だけで十分だと思います。

まず一人暮らしや少人数世帯だと自宅に誰も居ない時間が多くなりがちですから、
固定電話に電話がかかってきても出られない可能性が高いですよね。

また1人1台スマホや携帯電話を持つのが当たり前となっている現在では、
固定電話に緊急性の高い電話がかかってくることはほとんどありません。

実際に固定電話にかかってくるのは、冒頭でも書いたような犯罪絡みか営業・勧誘の
電話が多くなっています。

ただスマホや携帯電話はバッテリー切れのリスクもあるので、3人4人家族で自宅に
誰も居ない時間が比較的短いのであれば固定電話を使うのもアリだと思いますよ。

店舗や事務所を経営するなら固定電話を使った方が良い

個人事業主として店舗や事務所を経営している場合は、スマホや携帯電話だけでなく
固定電話も使った方が良いと思います。

1つには、先にも書いたように固定電話の方が信用度が高いという風潮が
まだまだ強いということが挙げられます。

店舗や事務所の電話番号が携帯番号のために、
お客さんが減ってしまうことが無いとは言えません。

またこれも先に書きましたが、
飲食店の場合には食材などの発注にFAXが必要となります。

自分1人で切り盛りしているならインターネットFAXアプリを使うのも良いですが、
従業員が居るなら固定電話を開通してFAX機を設置した方が良いです。

まさかアルバイトの従業員に、
有料のインターネットFAXアプリを使えとは言えないですもんね。

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