店舗のネット回線

自営業者はインターネット回線をどれを選べば良い?

投稿日:

今やインターネットは「生活インフラ」と言って良いほどのものであり、
自宅に光回線を開通させるのが当たり前となっています。

自営業者も例外ではなく、
店舗なり事務所なり仕事場ではインターネットを使えるようにしておきたいところです。

インターネット回線も種類が色々で、自営業者のような小規模事業者は
どの回線を使っても大して違いは無いと言われることもあります。

しかし脱サラして飲食店を開業した自営業者である私からすると、
自営業者のような小規模事業者にこそNTTの「フレッツ光」が適していると思います。

ではなぜ自営業者にフレッツ光が適しているのかについて、詳しく説明していきましょう。

現在ビジネス用のインターネット回線は「光回線」が主流

一口にインターネット回線と言っても
 ・アナログ電話回線
 ・ISDN
 ・ADSL
 ・光回線
 ・モバイル回線
といった種類があります。

「アナログ電話回線」と「ISDN」については、
インターネットが一般的に普及し始めた頃に使われていたものです。

アナログ電話回線は元々データ通信用じゃないですし、ISDNはある程度データ通信で
利用することを前提にしているものの通信速度が極端に遅くなっています。

アナログ電話回線で50Kbps程度、ISDNでも120Kbps程度しか出ません。

データ容量を使いすぎて通信制限を受けているスマホの通信速度が最大128Kbpsで、
現在では「全く使いものにならない」と言われるぐらいの遅さです。

アナログ電話回線やISDNは通信制限を受けたスマホよりも通信速度が遅いですから、
現在だとビジネス用どころかインターネット回線としてはほとんど使いものになりません。
(もちろん電話回線としてはバリバリの現役)

次にADSLですが、こちらは通信速度が最大50Mbps程度出るので、
動画を見ることも可能ですから現在でも普通に使えます。
(1000Kbps≒1Mbps)

ただ基地局から距離が離れるほど通信速度が遅くなったり不安定になったりするので、
ビジネス用としてはあまり向かないんじゃないでしょうか。

ただ2020年代半ばにはADSLのサービス自体が終了すると言われており、
実際に現在では新規でADSLの申し込みができなくなっています。
(光回線未開通地域は別)

次の「光回線」、これが現在の家庭用・ビジネス用ともに主流のインターネット回線です。

利用には専用の光ケーブルを引き込む工事が必要で、導入に多少お金と手間と
時間がかかるものの、通信速度と安定性はADSLをはるかに凌ぎます。

通信速度は最大で1~2Gbps、「auひかり」に至っては一部エリアで最大5Gbpsや
10Gbpsのサービスも開始しています。
(1000Mbps≒1Gbps)

ADSLのように基地局から遠いと通信速度が落ちたり不安定になったりすることも
無いので、安定した高速通信が使えるんですね。

自営業者は何より信用が第一で、
信用を得るためにも取引先との連絡にはスムーズさが求められます。

最近は電話だけでなくメールやLINEも取引先との連絡手段として用いますから、
職場のネット環境が安定していないと連絡が遅れて信用を失うことになりかねません。

なので現状では、自営業者がビジネス用として使うインターネット回線には光回線が
適しているというわけです。

将来的にはモバイル回線が光回線に取って代わる?

最後の「モバイル回線」ですが、スマホで使われる「LTE」、WiMAXの
「WiMAX2+」、SoftBankAirやワイモバイルの「AXGP」などがこれに当たります。

スマホが一般的に普及し始めた頃は、通信速度が数Mbps程度で、
到底光回線の代わりは務まりませんでした。

しかし現在では通信速度が最大1Gbps程度出る端末もあり、
光回線の代わりも務まるほどになっています。

とは言え、基地局と光ケーブルで繋がる光回線に対してモバイル回線は
無線通信ですから、モバイル回線は安定性の面で不安が残ります。

なので光回線が開通できない場合は代わりにモバイル回線を使うのもアリですが、
光回線が開通できるなら光回線を使った方が良いですね。

ただモバイル回線は次世代「5G」の開発が進んでおり、
普及するのはまだ先かもしれませんが、実用化も間近に迫っていると言われています。

5Gは最大10~20Gbpsの超高速通信で、安定性もLTEとは比べものになりませんから、
実用化されると光回線に取って代わる存在となりえます。

2020年にも5Gが実用化されると言われていますが、
一般的に広く普及するにはもう少し時間がかかると思います。

ですからモバイル回線は「光回線が使えない場合の代替回線」ぐらいの位置付けで、
自営業者がビジネス用として使うのであれば現状はやはり光回線の方が
良いんじゃないでしょうか。

光回線の中でも「フレッツ光」がオススメ

現状ではビジネス用のインターネット回線としては光回線がベターですが、光回線にも
 ・フレッツ光
 ・光コラボレーション
 ・auひかり
 ・NURO光
 ・電力会社系光回線
といった種類があります。

さらに光コラボレーションは「ドコモ光」「ソフトバンク光」など数百社、
電力会社系光回線は「コミュファ光」「eo光」など数社に分かれます。

これだけの種類がある光回線の中で、
自営業者に適しているのは「フレッツ光」だと思います。

まずフレッツ光はNTTのサービスだけに、ほぼ日本全国で利用することができます。

言葉は悪いですが、無人島のようなへき地だとさすがに難しいものの、
近くに電信柱さえあればフレッツ光が使えると思って間違いありません。

フレッツ光以外の光回線はほぼ日本全国というわけにはいかず、
利用できる地域が多少限られています。

フレッツ光に次いで対応エリアが広いのが「auひかり」ですが、
人口カバー率は70%ほどで、中部や関西では使うことができません。
(フレッツ光の人口カバー率は99%以上)

NURO光は関東・東海・関西とさらに使えるエリアが狭く、
電力会社系光回線も親会社である電力会社の管内のみでの利用となります。

なので自営業者がインターネット回線を検討する際、フレッツ光以外の光回線は
「使えるかどうか」というところか調べ始めないといけません。

しかしフレッツ光は使えることを前提として検討できますから、
検討の段階でも少し手間が省けるというわけです。

フレッツ光は開通が早い

光回線は専用の光ケーブルを建物内に引き込む工事が必要なため、
ADSLやモバイル回線に比べると開通に日数を要します。

しかしフレッツ光は比較的開通までのかかる日数が少なく、
他の光回線よりも早く開通できる可能性が高いです。

フレッツ光を申し込むと、まずNTTで申込者の住所登録が行われてプロバイダで
ユーザー登録が行われるんですが、これに大体1週間ほどかかります。

住所登録・ユーザー登録が終了すると開通工事の日程調整を行うんですが、
フレッツ光では日程調整から早ければ1週間で工事が実施されるので、
最短で申し込んでから2週間で開通します。

「早いのに2週間もかかるの?」と思うかもしれませんが、
フレッツ光以外の光回線はもっと開通に日数を要します。

auひかりなどは、対応エリア内であっても全ての電柱・電信柱に自社の光ケーブルが
行き渡っているとは限らないんです。

なので住所登録・ユーザー登録と日程調整の間に、
実際に開通工事が可能かどうかの事前調査が行われます。

この事前調査に大体2週間ぐらいかかるので、フレッツ光以外の光回線では
申し込みから開通まで早くても1か月以上かかってしまうわけです。

開通に1か月以上かかるわけですから、少しでも申し込みが遅れると開業日になっても
光回線が開通していないといったことにもなりかねません。

店舗や事務所を移転する際もフレッツ光が有利

自営業とは言え、
事業が軌道に乗れば店舗や事務所を移転するということも考えられます。

例えばSOHOで自宅を事務所代わりに使っていたものが、事業が軌道に乗ると、
別途事務所を借りるといったことも十分にありえます。

また飲食店などの店舗であれば、経営が上手く行って資金に余裕ができたら、
より立地条件の良い物件へ移転することもありますよね。

フレッツ光以外の光回線を使っていると、将来的に事務所や店舗を移転すると
なった時に少し面倒な事態が発生する恐れがあるんです。

先にも書いたようにフレッツ光以外の光回線は、
対応エリア内であっても場所によっては利用できないことがあります。

なので近場であれば遠方であれ、
移転した先の物件で同じ光回線が使えないといった事態になりかねないわけです。

ただでさえ事務所や店舗の移転には手間もお金も時間もかかるのに、
光回線の乗り換えでさらに手間・お金・時間をかけてしまいます。

しかも光回線のオプションとしてひかり電話を使っている場合には、
光回線を乗り換えることで固定電話の電話番号まで変わることもあります。

移転に伴って光回線の乗り換えが必要になって、
より手間・お金・時間がかかったとしても、それは自分の問題です。

しかし固定電話の電話番号が変わるとなると、お客さんや取引先まで迷惑がかかる
恐れがあるので、できれば避けたいところですよね。

その点フレッツ光だと、移転先が通りを挟んだ向かいぐらいの近場でも
県を跨ぐような遠方でも引き続き利用することができます。

移転手続きに多少手間とお金がかかりますが、光回線の乗り換えに比べると
大したことありませんし、何よりひかり電話の電話番号が変わりません。

フレッツ光はプロバイダが別契約なのがメリット?

NURO光などのようにプロバイダ一体型の光回線に比べて、
プロバイダが別契約となるフレッツ光は料金が若干割高になると言われています。

確かにプロバイダによっては月100~200円程度高くなる可能性はありますが、
実は「プロバイダが別契約」というのがフレッツ光のメリットだったりもするんです。

光回線の通信速度や安定性といった「通信品質」は、
回線そのものに因ると思われがちです。

しかし実際には、回線だけでなくプロバイダに因るところも結構大きいんです。

ですから同じ光回線でもプロバイダが違うだけで、
通信速度が速くなったり遅くなったりすることがあります。

プロバイダ一体型の光回線で通信品質に不満がある場合には、
回線ごと乗り換えるしか改善の方法はありません。

ところがフレッツ光であれば、
フレッツ光はそのままでプロバイダを変えるだけで通信品質の改善が見込めます。

個人で利用する場合は多少通信品質が悪くても我慢して使えますが、
自営業者だと通信品質が悪いことで事業に支障が出る恐れもあります。

回線を乗り換えるとなると先にも書いたように手間もお金も時間もかかりますし、
場合によっては光回線が使えない期間が発生してしまうことも無いとは言えません。

なので万が一通信品質が良くなかった場合でも、
比較的簡単に改善が見込めるフレッツ光が良いというわけです。

固定電話を使うならフレッツ光にすべし?

メールやLINEを使うことが増えているとは言っても、
自営業者は取引先との連絡に電話やFAXを使う機会も少なくありません。

そうすると事務所や店舗で固定電話を使うことになりますが、
この固定電話もフレッツ光ならお得に引くことができます。

NTTのアナログ電話だと、家庭用として契約していても基本料金だけで1回線につき
月1,700円、ビジネス用だと月2,500~2,700円ほどかかります。

ところがフレッツ光のオプションとしてひかり電話を使えば、基本料金500円で済みます。

プラス200円で2回線目が使えますし、
さらに100円プラスすれば2つ目の電話番号も使うことができるんです。

要するに、フレッツ光のひかり電話であれば月800円で2つの回線・電話番号が
使えるというわけです。
(通話料は別)

アナログ電話だと単純に料金も2倍になりますし、
auひかりは2つの回線・電話番号を使うのに別途450円かかります。

NURO光に至ってはひかり電話1契約につき1つの回線・電話番号しか
使えないようになっています。

光コラボレーションはダメ?

フレッツ光回線を使うという意味では、光コラボレーションでも同じです。

なのでこれまで書いてきたフレッツ光のメリットは、
全て光コラボレーションにも当てはまることになります。

フレッツ光と光コラボレーションを比較すると光コラボレーションの方が料金が
安いですから、フレッツ光ではなく光コラボレーションを使うのもアリってことでしょうか?

あくまで個人的な意見にはなりますが、フレッツ光回線を使うとは言え、
ビジネス用といて光コラボレーションを使うのはあまりオススメできません。

1つには、同じフレッツ光回線でもフレッツ光に比べて光コラボレーションは
通信品質が不安定になりがちです。

フレッツ光から光コラボレーションに乗り換えたことで通信速度が遅くなった、
というようなネットの口コミも見られます。

それからフレッツ光に比べるとサポート面の不安があります。

光コラボレーションを使っていてトラブルが発生した場合、
光コラボレーション事業者に連絡して対応をお願いすることになります。

しかし光コラボレーション事業者は自社回線を持っていないので、
フレッツ光回線を持つNTTが実際には対応します。

フレッツ光を使っていればNTTに直接対応を依頼できるのに、
光コラボレーションだと間に光コラボレーション事業者を挟まないといけないんです。

当然その分対応に遅れが出ますから、
トラブルの解決にも時間がかかってしまうんですね。

個人で利用している場合はトラブル解決に多少時間がかかっても大きな問題には
なりませんが、ビジネス用だと少しのトラブル対応の遅れで事業に大きな影響を
与える恐れがあります。

なので万が一トラブルが発生した場合でも、
迅速に対応してもらえるフレッツ光の方が光コラボレーションより良いというわけです。

-店舗のネット回線

Copyright© 店舗開業で失敗しないために。 , 2019 All Rights Reserved.