クレジットカード端末の回線

クレジット決済端末が使えるインターネット回線は?

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有名な外国人の料理人が八百屋に来て野菜を買おうとしたら、
店主に支払いは現金だけと言われて何も買わずに帰る、
といったTVCMを見たことがあるかもしれません。

あれは極端な例ですが、外国人観光客が増えた昨今、飲食店などの店舗では
クレジットカードなどによるキャッシュレス決済の需要が高まっています。

2019年10月の消費税アップ後しばらくは、
キャッシュレス決済を利用することによってポイント還元が受けられることもあります。

なのでこれから飲食店などお客さん相手の店舗を開業する場合には、
クレジットカード決済端末の導入も検討しなければいけません。

クレジットカード決済端末は料金の決済だけでなく、お客さんが支払いに使うカードが
ちゃんと使えるものかどうかをクレジットカード会社に照会する役割も持っています。

そのためクレジットカード決済端末の利用には、
クレジットカード会社と通信するための回線も必要になるんですね。

そこでクレジットカード決済端末を使うのに必要な通信回線について、
詳しく見ていきましょう。

それから飲食店などの店舗でクレジットカード決済端末を導入する際に
気を付けておくべきことも併せて紹介しますよ。

クレジットカード決済端末は光回線で使うのが主流

元々クレジットカードを使った決済では、店舗側がお客さんのクレジットカードの
信用情報を電話でクレジットカード会社に問い合わせていました。

なので現金で支払うよりも時間がかかり、現金では支払いにくい
高額商品を購入する際にしかクレジットカードは使われなかったんですね。

そこでクレジットカード情報を読み取って、オンライン上で信用情報の確認ができる
「CAT」というクレジットカードの決済端末が登場します。

インターネットが広く普及するまでは、
アナログ電話回線にクレジットカード決済端末を繋いで使うのが一般的でした。

20年以上前にクレジットカード決済端末を導入したという店舗では、
現在でもアナログ電話回線に繋いで使っている場合もあるかもしれないですね。

インターネットが一般的に普及すると、クレジットカード決済端末を接続する回線が
アナログ電話回線からISDN回線→ADSL回線へと変わり、
現在では光回線を使うのが一般的となっています。

クレジットカード決済端末を光回線に繋ぐのに面倒な配線は不要で、
パソコンなどを有線接続するのと同じように、
ONUやWi-FiルーターとLANケーブルで接続するだけです。

クレジットカード決済端末によっては、
LANケーブルを使わずにWi-Fiで光回線に接続できるものもあります。

クレジットカード決済端末を取り扱っている会社が端末の設置や設定を
行ってくれることもあるので、機械が苦手な人でも問題ありませんよ。

スマホの回線に対応したクレジットカード決済端末もある

ちゃんとした店舗で飲食店などを開業するのであれば、
クレジットカード決済端末用として光回線を開通させることもできます。

しかし、まだ店舗を持つ余裕が無いなどの理由で、移動販売車で開業する場合には
クレジットカード決済端末を繋ぐ光回線を開通させることはできないですよね。

実はクレジットカード決済端末には、
据え置き型の他にバッテリー内蔵のポータブルタイプのものがあるんです。

このポータブルタイプのクレジットカード決済端末はスマホの4G回線やLTE回線に
対応しているので、光回線が開通できない場所でも使うことができます。

移動販売車だけでなく屋外でのイベントに出店する際にも使えますし、
個人タクシーの運転手さんが使うのも良いんじゃないでしょうか。

またお客さんのテーブルにポータブルタイプのクレジットカード決済端末を
持って行って料金支払いをしてもらうことで、従業員の人手不足対策にもなりますよ。

ひかり電話でクレジットカード決済端末が使えない!?

アナログ電話回線にクレジットカード決済端末を繋いで使っているという店舗も、
まだまだ少なくないはずです。

そんな店舗で光回線を開通させるのを機に、
アナログ電話もひかり電話に替えてしまおうということもあるかもしれません。

ところがアナログ電話からひかり電話に替えた場合には、
そのままだとクレジットカード決済端末が使えなくなってしまうことがあるんです。

クレジットカード決済端末は端末ごとに使える回線が決まっており、
アナログ電話回線に対応している端末が光回線に対応しているとは限りません。

そのためこれまでアナログ電話回線に繋いで使っていたクレジットカード決済端末を、
ひかり電話に接続すると使えなくなってしまうことがあるわけです。

しかしクレジットカード決済端末を購入したのが何年も前だと、
どの回線に対応しているのかよく分からないなんてこともありますよね。

自店舗で使っているクレジットカード決済端末がどの回線に対応しているか
確認するには、端末を購入した販売店に確認するのが一番手っ取り早いと思います。

ただ販売店に問い合わせると、光回線に対応しているのに対応していないと言って
新しい端末を買わされるなんてことも無いとは言えません。

端末の型番が分かるのであれば、
メーカーに直接問い合わせた方が良いかもしれないですね。

クレジットカード決済端末を導入する際に気を付けることは?

外国人観光客の増加や消費税率アップに伴って
キャッシュレス決済の需要が高まっていると言っても、
やみくもにクレジットカード決済端末を導入すれば良いというわけではありません。

飲食店などの店舗でクレジットカード決済端末を導入する際には、
気を付けておかないといけないことがいくつかあります。

まずクレジットカード決済端末の導入や利用によって発生する料金です。

クレジットカード決済端末はもちろん機種にもよるんですが、
大体1台100,000円ぐらいはします。

さらにクレジットカード決済端末導入の手続きや設置・設定にも費用が発生することも
あり、導入するだけでかなりの出費となりかねません。

クレジットカード決済による売り上げがある程度見込める場合には、
端末代が無料になることもあります。

ただし購入時点では端末代が無料でも売り上げが一定以上無い場合には、
後から数万円の端末代が請求される契約になっていることもあるので注意しましょう。

それから、端末を購入する場合は関係無いですが、
端末をレンタルする場合には毎月レンタル料が発生することがあります。

先に紹介したスマホの4G回線やLTE回線を使うポータブルタイプの端末では、
回線の利用料金が必要となることが多いようですね。

クレジットカード決済には手数料が必要

クレジットカードによる決済には手数料が発生し、簡単に言うと、
この手数料がクレジットカード会社の「儲け」となるんですね。

分割払いやリボ払いで発生する手数料は当然カードの利用者負担となりますが、
クレジットカード決済そのものに対して発生する手数料は店舗側が負担します。

ちなみにクレジットカード決済によって発生する手数料をカード利用者に負担させる、
あるいは手数料分を商品代やサービス代に上乗せするのは、
クレジットカード会社の規約によって禁止されています。

もしクレジットカード決済手数料をカード利用者に負担させた場合には、契約違反で
クレジットカード加盟店から除外されてクレジットカード決済が利用できなくなります。

決済手数料はクレジットカード会社によって多少違いはありますが、
個人が経営する小規模な店舗だと大体4~7%ぐらいが相場です。
(大手のチェーン店だと3%ぐらい)

1件当たりの金額は大したことありませんが、
これが何十件何百件となるとかなりの金額になってしまいます。

この決済手数料の負担が重いので、
クレジットカード決済を導入したくてもできない個人経営の店舗も多いんですね。

決済手数料とは別に、カードの信用情報をクレジットカード会社に確認するための
通信処理費用(トランザクション費用)が発生する場合もあります。

ですからクレジットカード決済端末を導入する際には決済にかかる手数料も確認して
おかないと、決済手数料が店舗経営を圧迫するなんてことにもなりかねませんよ。

分割払いやリボ払いに対応しているかも確認しておく

飲食店だとあまり無いと思いますが、それでも高級なワインなどを提供する場合には
クレジットカード決済で分割払いを利用するお客さんが居るかもしれません。

なので高価な商品やサービスを取り扱う店舗では、クレジットカード決済端末を
導入する際には分割払いに対応しているか確認しておく必要があります。

単に分割払い可能かどうかだけでなく、
何回払いまでできるのかも確認しておいた方が良いですね。

また最近は、毎月のクレジットカード代金の支払いを一定額にするリボ払いを
利用している人も少なくありません。

リボ払いを利用しているお客さんが自店舗でクレジットカード決済をした際、
どういった形でクレジットカード会社から入金されるのかもクレジットカード会社や
端末の販売店に事前に聞いておきましょう。

故障などトラブルが発生した際のサポート体制

「初期費用も月額料金もゼロでクレジットカード決済端末が導入できる」なんて
売り文句を見ると、ついつい飛びついてしまいそうですよね。

もちろんクレジットカード決済端末の導入や利用にお金がかからないので良いんですが、
導入後のサポート体制がどうなっているかもしっかり確認しておかないといけません。

クレジットカード決済端末は精密機器ですから、ちょっとしたことが原因で
クレジットカードが読み込めなくなるといったことが起こることも考えられます。

また通信機器でもあるので、回線自体には問題が無いのに端末側の問題で
通信できなくなるといったこともありえます。

こういった端末の故障などのトラブルが発生した場合に、
販売店がどういったサポートを行ってくれるのかが重要なんです。

端末の導入や利用に少々お金がかかったとしても、トラブル発生時には
すぐに駆け付けて修理してくれたり代替機を設置してくれる方が良いに決まっています。

トラブルが発生した場合などの連絡先を聞いておくのはもちろん、
トラブル発生時の対応もしっかり確認しておきたいところですね。

それから端末の保証の有無や保証期間、保証の範囲、保証期間や保証範囲外の
トラブル時にかかる費用も確認しておきましょう。

無料で端末を導入しても端末保証が無いと、
ちょっとした故障の修理に50,000円も60,000円も払うことになるかもしれませんよ。

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