現場事務所のネット回線

現場事務所にインターネットを引くにはどうする?

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工事現場と言うとアナログなイメージも強いかもしれませんが、
工事図面や工事の進行状況を施工主に報告する写真や動画などはデータで
やり取りする場合がほとんどです。

そうすると工事現場事務所には、インターネット回線が必要となります。

しかし常設の店舗や事務所と違って、工事が終了すると次の現場に移転するなどして
そこにある現場事務所は畳んでしまいます。

数か月から長くても1年ぐらいしか使わないわけですから、
インターネット回線の申し込みも何か特別な手続きが必要で面倒臭そうですよね。

そこで申し込み手続きを含めた、
現場事務所で使うインターネット回線について詳しく見ていきましょう。

現場事務所でも光回線の申し込み手続きは通常通り

数か月から1年ぐらいしか使わないことが分かっているとしても、
現場事務所に光回線を導入するのに特別な手続きは必要ありません。

常設の店舗や事務所などで光回線を申し込む場合と同じで、
 ・申し込み
 ・開通工事日程の調整
 ・開通工事の実施
 ・開通
という手順になります。

現場事務所が仮設のプレハブハウスであっても、
NTTのフレッツ光などの光回線を開通させることは可能です。

当然申し込みから開通まで2週間から1か月ぐらいかかるのも同じですから、
現場事務所開設に遅れないように早めに申し込まないといけませんよ。

建設会社など工事を請け負っているなら分かると思いますが、
繁忙期になると工事業者の日程を抑えることが難しくなります。

光回線の開通工事業者の繁忙期は
 ・3月
 ・8月
 ・12月
など引っ越し業者の繁忙期と重なります。
(引っ越しに伴って光回線の工事を行うことが多いため)

ですからこうした開通工事業者の繁忙期と現場事務所開設が重なる場合は、
かなり余裕を持って申し込まないことには事務所開設に光回線の開通が
間に合わないことになってしまいますよ。

ただ住宅に光回線を開通させる場合とは違って、
開通工事の実施が平日昼間でも構わないというのは大きいかもしれません。

光回線の開通工事には立ち会いが必要ですから、
住宅に開通させる場合にはどうしても土日祝日に工事依頼が偏ります。

その点現場事務所の開通工事は平日昼間でも全く問題無く立ち会えますから、
住宅での開通工事よりも早く工事をしてもらえる可能性が高くなります。

それでも申し込んでから2週間ぐらいはかかりますから、
住宅であれ現場事務所であれ光回線の申し込みは早めに行った方が良いですね。

現場事務所で光回線が開通できないことがある!?

住宅の場合、離島や人里離れた山奥でもない限りは
光回線の開通工事ができないということはほとんど無いと思います。

ところが現場事務所の場合は、現場事務所の立地条件によっては
光回線の開通工事ができないということもあるんです。

光回線の開通工事では、
最寄りの電柱から光ケーブルを建物内に引き込むことになります。

そのため現場事務所の近くに光ケーブルが来ている電柱が無ければ、
当然光回線の開通工事ができないというわけです。

河川の工事などの場合は、近くに電柱が無いために
現場事務所に光回線が開通できないということは十分に考えられますね。

少し距離の離れた電柱から光ケーブルを引き込むには、
ケーブルを延長するのに別途料金が発生してしまいます。

また光ケーブルを現場事務所に引き込むのに道路や川に架線するとなると、
道路や河川を管理する役所への許可申請が必要です。

工事を請け負う会社なら重々承知だとは思いますが、
こうした役所への申請って許可が下りるまでに時間がかかるんですよね。

なので現場事務所に光回線を開通させようと考えている場合には、
回線事業者に開通可能かどうかの事前調査を依頼した方が良いかもしれませんね。

次の現場が決まっているなら、移転で光回線の違約金は無し

常設でない現場事務所は、
工事が終了すると次の現場に移転するか畳むことになります。

そうするとその現場事務所で使っていた光回線は解約・撤去が必要となり、
それに伴って違約金や撤去工事費用が発生してしまいます。

これがネックで、工事の現場事務所に光回線を導入するのを躊躇っている場合も
多いんじゃないでしょうか。

次の工事が決まっていないもしくは次の工事まで少し期間が空くという場合には、
現場事務所の閉鎖に伴って光回線は解約・撤去するしかありません。

しかし次の工事が決まっているのであれば、
次の現場事務所に光回線を移転させることが可能です。

もちろん移転に伴う工事費は発生してしまいますが、
契約は継続するので違約金は発生しません。

移転工事費が安くなる光回線もあるが・・・

NTTのフレッツ光では、
光回線の移転工事費は通常の開通工事費に比べて安く設定されています。

通常の開通工事は
 ・戸建て・・・18,000円
 ・集合住宅・・・15,000円
ですが、移転に伴う開通工事費は
 ・戸建て・・・9,000円
 ・集合住宅・・・7,500円
と半額になります。

また光コラボレーションである「ソフトバンク光」では、
移転に伴って発生する開通工事費が無料になるキャンペーンが行われています。

こうした光回線を利用することで、工事が終わって現場事務所が移転する際の
光回線にかかる費用を抑えることができるわけです。

光コラボレーションはフレッツ光の回線を使うサービスで、
フレッツ光では基本的に撤去際の工事費は発生しません。

なので現場事務所でソフトバンク光を使えば、
費用をほとんどかけずに光回線を移転させることも可能なんですね。

ただフレッツ光で移転に伴う開通工事費が半額になるのは「個人契約」の場合で、
「法人契約」では移転時でも通常の工事費が発生します。

ソフトバンク光の移転に伴う開通工事費が無料になるキャンペーンも、
終了時期こそ明言されていませんが、いつ終了するか分かりません。

現場事務所のIT・電話・電気などの開通を一手に引き受けるサービスもある

現場事務所の開設する際には、インターネット回線だけでなく、
電話や電気なども必要となりますよね。

それぞれの申し込み手続きは難しくなくても、通常業務と並行するとなると面倒ですし、
何かしら「漏れ」が発生してしまう恐れもあります。

現場事務所開設に伴うIT・電話・電気などの手配から利用開始後の保守、
事務所閉鎖時の移転・撤去までトータルでサポートしてくれるサービスがあるんです。

「協和エクシオ」という会社が行っている「工事現場事務所ITパック」というサービスで、
現場事務所の光回線開通だけでなく
 ・電話工事
 ・電気工事
 ・パソコン、プリンター、複合機の設置
 ・監視カメラ、入退室管理システムの導入
など、現場事務所の運営に必要なものを揃えてくれます。

しかも事務所開設時だけでなく、開設後のセキュリティーや機器・ネットワークの保守、
事務所閉鎖時の解約・撤去、移転先での開通までサポートしてくれます。

これらを全て自社でやるとなると大変ですから、これから現場事務所を開設する
場合にはこうしたサービスを利用するのも良いんじゃないでしょうか。

現場事務所では光回線ではなくモバイル回線という選択肢も

数か月から1年ぐらいしか使わない現場事務所のインターネット回線には、
光回線ではなくモバイル回線を使うという選択肢もあると思います。

WiMAXやワイモバイルのモバイルルーターやソフトバンクのSoftBankAirなどを、
現場事務所のインターネット回線として使うということです。

光回線は開通にも撤去にも工事が必要で、現場事務所を開設する際だけでなく
閉鎖したり移転したりする際にも手間とお金がかかってしまいます。

その点モバイル回線は開通に工事不要なので、
申し込んでから1日2日で開通させることも可能です。

閉鎖や移転の際にも撤去工事は不要で、移転先に端末を持って行けば
そのまま引き続き利用することもできます。
(住所変更の手続きは必要)

いずれ閉鎖や移転することが決まっている現場事務所のインターネット回線として、
開通や撤去に手間のかからないモバイル回線を使うのもアリだと思いますよ。

モバイル回線は対応エリアが狭い

ただモバイル回線にもデメリットはあり、光回線に比べて対応エリアが狭くなっています。

光回線も
 ・auひかり
 ・NURO光
 ・電力会社系光回線
だと利用できるエリアが限られていることがあります。

しかしNTTのフレッツ光やそのフレッツ光回線を使う光コラボレーションであれば、
ほぼ日本全国で利用することができます。

一方モバイル回線の対応エリアは、WiMAXだと一部離島や山間部では使えませんし、
ワイモバイルやSoftBankAirは都市部とその周辺地域ぐらいのみとなっています。

ちなみにスマホでも使われているLTE回線が使えるモバイルルーターもあるんですが、
LTE回線は基本的にデータ通信量無制限では使えません。

現場事務所では写真や動画など容量の大きいデータを扱うこともあるので、
LTE回線だとすぐに通信制限がかかってしまう恐れがあります。

またワイモバイルやSoftBankAirではソフトバンクのLTE回線が使えると
思われがちですが、データ通信量無制限のプランでは「AXGP」という回線を
使うことになります。

AXGPは比較的新しい回線のため、LTEやWiMAXに比べて基地局の整備が
現状では十分に進んでおらず、対応エリアが狭くなっているんですね。

なので現場事務所で光回線の代わりにモバイル回線を使おうと思っても、
電波が届いていないので使えないことも十分にありえるということです。

対応エリア内でも現場事務所でモバイル回線が使えないことも

光回線が光ケーブルを使って通信するのに対して、
モバイル回線では電波を使って通信することになります。

電波で通信するということが原因で、
対応エリアであってもモバイル回線が現場事務所で使えないということもあるんです。

電波の特性として、周波数が高いと直進性が強まって通信速度が速くなる反面、
建物の壁や床など障害物によって減退しやすくなります。

反対に周波数が低いと直進性が弱まり、通信速度はあまり速くならないものの、
障害物を回り込んだり透過して進むことができるようになります。

LTE回線は700~900MHzの比較的低い周波数の電波を使いますが、
WiMAXやワイモバイル、SoftBankAirでは2.4GHzや5GHzの高周波数の電波が
使われています。

現場事務所ではプレハブハウスが使われることもありますが、プレハブハウスの壁が
金属製だとモバイル回線の電波は透過できずに現場事務所内でインターネットが
使えないこともあるんですね。

周波数の高い電波でもガラスは透過しやすいので端末を窓際に置いたり、
建物のドアを開けっぱなしにしておくことでモバイル回線の電波状況を改善させることは
できます。

とは言え光回線に比べるとモバイル回線は通信が不安定になりやすいですから、
開通可能なら光回線を使った方が良いかもしれませんね。

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