法人向けネット回線

起業するならネット環境は光回線がオススメ?

投稿日:

起業してお店や事務所を持つことになった場合に必要なものは?
という質問に対して、以前ならほとんどの人が「電話」と回答したと思います。

しかし現在では、もちろん電話も起業には必要なツールではあるんですが、
「ネット環境」と回答する人の方が多いかもしれません。

取引先や顧客との連絡にメールを使うこともありますし、
色々なデータなどをクラウド上にバックアップとして保存するといったこともできます。

またお店であれば、POSレジやクレジット決済端末の利用にネット環境は
欠かせませんし、飲食店なんかだとお客さんへのWiFi提供にも使われます。

とは言え一口にネット環境と言っても様々で、
起業するのに適したネット環境がどれなのかピンと来ないですよね。

そこで起業する際に適したネット環境について詳しく見ていくとともに、
具体的にオススメなサービスも紹介したいと思います。

お店や事務所のネット環境には光回線が最適?

自宅やオフィスなど使う場所に関係無く、現状利用できるネット環境としては
 ・ADSL
 ・光回線
 ・ケーブルテレビ
 ・モバイル回線
などがあります。

この中で、
起業したお店や事務所で使うネット環境としては「光回線」が最適だと思います。

光回線は料金と通信品質のバランスが良いですし、
光回線以外はお店や事務所のネット環境としてはデメリットが小さくありません。

「ADSL」は光回線が登場して以降すっかり影が薄くなっていますが、
現在でも数百万人の利用者が居ます。

しかしADSLの最大通信速度は50Mbpsほどで、
基地局からの距離が離れれば離れるほど通信速度が遅くなるといった弱点もあります。

一方光回線は最大通信速度がフレッツ光や光コラボレーションで1Gbps、NURO光なら
2Gbps、auひかりに至っては一部地域で5Gbps10Gbpsのサービスも行っています。

ADSLのように基地局との距離によって通信速度が変わることも無いので、
光回線の方がより高速な上に安定性も高いんですね。

ADSLには「料金が安い」「開通が比較的簡単」といったメリットもありますが、
肝心の通信品質でこれだけ差をつけられると光回線を差し置いて
ADSLを選ぶ理由が見当たらないですね。

またNTTは既にADSLの新規申込を打ち切っていますし、
Yahoo!も2019年2月で新規申込が終了となりました。

なのでADSLについては、申し込みたくても申し込めないというのが現状です。

ケーブルテレビは料金が高い

ケーブルテレビは、
CSなどの有料放送が見られるとともにネット環境を整えることもできます。

ただやはり有料放送が見られる分、
ネット環境だけを提供する光回線などに比べると料金が高くなってしまうんですね。

ケーブルテレビの最大通信速度が光回線並の1Gbpsのプランでは、
料金が月6,000~7,000円ぐらいです。

光回線の料金が大体5,000円前後ですから、
ケーブルテレビの料金は2割ほど高くなっています。

従業員への福利厚生として休憩所などで有料放送を見られるようにするならともかく、
そういった目的が無いなら単純に通信費が高くなるだけです。

外回り中心ならモバイル回線もアリかも

WiMAXやワイモバイルのモバイルルーターや据え置き型のSoftBankAirなどが、
「モバイル回線」と言われるものです。

ついでに言うと、ドコモやau、ソフトバンクなどのスマホもモバイル回線に当たりますね。

モバイル回線は光回線より料金が安く、
工事が不要でADSLよりも簡単に開通できるという大きなメリットがあります。

光回線の開通には工事が必要で、申し込んでから
実際に光回線が使えるようになるまで少なくとも2週間から1か月はかかります。

ですからお店や事務所のオープンから逆算して早めに申し込んでおかなければならず、
少しでも遅れると開業からしばらくはネット環境が整わないことになってしまいます。

その点モバイル回線は家電量販店やキャリアショップなら即日開通も可能で、
極端な話オープン前日に申し込んでもすぐにネット環境を整えることができます。

ただモバイル回線は電波を使った無線通信ですから、
通信の安定性の面ではどうしても光回線に敵いません。

またモバイル回線で使っている電波の周波数の関係で、
屋内や地下では繋がりにくくなってしまうといった弱点もあります。

さらにモバイル回線には月間あるいは3日間など短期間に使える通信量に
制限があるというのも、お店や事務所のネット環境としては適していません。

ドコモなど大手携帯キャリアは月間通信量に制限があり、WiMAXやワイモバイルは月間通信量は無制限ですが3日間の通信量が10GBに制限されています。

プライベートなら通信制限を受けないようにネット利用を控えることもできますが、
ビジネスだとそんなことできないですよね。

ただし外回り中心で事務所にほとんど戻らず、
自分以外に従業員が居ないというような場合には、
あえて固定回線である光回線ではなくモバイル回線を使うのもアリかもしれないですね。

小規模事業者ならネット環境の法人契約は不要?

お店や事務所でビジネス用として使う光回線などは当然法人契約、
と思っている場合も多いかもしれません。

従業員を何十人も抱えて、
パソコンを何十台も使うような会社なら光回線の法人契約は必要です。

しかし起業したてで自分以外は従業員もほとんど居らず、パソコンも1台しか使わない
という場合には個人契約で光回線を使っても全く問題ありません。

ビジネス用として使うには多少使い勝手悪くなるというだけで、
別にお店や事務所で個人契約の光回線を使っちゃダメってことはないんですね。

光回線を法人契約すると、「固定IPアドレス」が標準で使えたり、
屋号や事業者名で領収書を発行してもらうことができます。

ただ自社でサーバーを立ててホームページを公開したり、
本店と支店のように離れた2か所で1つの社内ネットワークを構築する
といったことでもしない限りは固定IPアドレスは特に必要にはなりません。
(別途申し込めば個人契約でも固定IPアドレスは使える)

また領収書についても、事前にお願いしておけば個人契約であっても
屋号や事業者名で領収書を発行してもらうことは可能です。

個人契約の方が料金が安くなる可能性が高いですし、当面事業拡大する予定が
無いのであれば光回線は法人契約でなく個人契約でも良いと思いますよ。

光回線の中では「フレッツ光」がオススメ

起業時のネット環境として光回線が適しているんですが、
光回線ならどれでも良いというわけでもありません。

自宅用のネット環境なら、料金の安い光コラボレーションや最大通信速度の速い
NURO光やauひかりを選ぶのも良いと思います。

しかしビジネス用として使うのであれば、
NTTの「フレッツ光」しかないと言っても良いぐらいだと思います。

まずフレッツ光は、
他の光回線に比べて申し込みから開通までの期間を短くできる可能性が高いです。

モバイル回線のように申し込んですぐ開通というわけにはいきませんが、
フレッツ光は最短なら2週間で開通させることができます。

工事業者の繁忙期に申し込んだり、工事日として土日祝日を希望しなければ、
開通まで1か月以上かかることはフレッツ光では少ないんじゃないでしょうか。

ところがフレッツ光以外の光回線では、
申し込みから開通まで最短でも1か月はかかってしまいます。
(繁忙期、土日祝日を避けても)

光コラボレーションは開通工事までの手続きがフレッツ光と全く同じですが、
ユーザーとNTTの間に光コラボレーション事業者を挟むので、
TTと直接やり取りができるフレッツ光より日数がかかります。

NURO光やauひかりなどは、工事の前に申し込みのあった建物の最寄りの電柱まで
光ケーブルが来ているかどうかの事前調査が行われます。

この事前調査に10日から2週間ほど要するので、
どんなに速くても申し込みから開通までは1か月以上かかってしまうんですね。

光回線でプロバイダが選べないのは大きなデメリット?

フレッツ光はプロバイダを別途契約するという手間がかかる反面、
そのプロバイダは自由に選ぶことができます。

実は光回線においてこの「プロバイダが自由に選べる」というのは
結構大きなメリットとなります。

フレッツ光以外の光回線ではプロバイダを選べないことも多く、
一部を除く光コラボレーションは一体型で基本的にプロバイダは1社のみです。

NURO光も一体型でSo-net一択ですし、
auひかりはプロバイダが選べますが選択肢は7社しかありません。

光回線の通信速度や安定性は、
回線そのものよりもプロバイダに因るところが大きいんです。

なので回線を乗り換えなくても、
プロバイダを変えるだけで光回線の通信品質は改善が図れるんですね。

ところが光コラボレーションやNURO光などのプロバイダ一体型の光回線だと、
回線はそのままでプロバイダだけ変えることができません。

ですから通信品質に不満がある場合には、
回線ごと乗り換えるしか通信品質を改善する方法が無いということになるわけです。

回線の乗り換えには手間もお金もかかりますし、何より起業後に申し込み手続きや
開通工事の立ち会いなんてしている暇がないですよね。

その点フレッツ光はプロバイダを変更するだけですから、
回線の乗り換えに比べればかかる手間やお金ははるかに少なくて済みます。

フレッツ光はひかり電話もお得

お店や事務所にはネット環境だけでなく、当然固定電話の開通も必要です。

固定電話と言うとNTTのアナログ電話ですが、アナログ電話は開通させるのに
40,000円近い「施設設置負担金」といったものを払わないといけません。

また毎月の料金も基本料金だけで2,000円近くかかり、
アナログ電話は初期費用も維持費も安くないんですね。

フレッツ光のオプションとしてひかり電話を付ければ、施設設置負担金不要、
月500円の基本料金で固定電話を開通させることができます。
(通話料は別)

ひかり電話でも、「050」で始まるIP電話の番号ではなく、東京なら「03」大阪なら「06」
といった普通の市外局番で始まる電話番号が付与されます。

さらに2回線目はプラス200円、2つ目の電話番号はプラス100円で使えるので、
ひかり電話だと月800円で固定電話2回線・2つの電話番号が使えますよ。

アナログ電話だと1回線ごとに施設設置負担金と約2,000円の基本料金が必要なので、
ひかり電話の方が初期費用も維持費も圧倒的に安く抑えられます。

フレッツ光以外だと移転で電話番号が変わる!?

起業したお店や事務所の経営が軌道に乗れば、
ゆくゆくはより条件の良い物件へ移転するといったこともあるかもしれません。

今後お店や事務所を移転することになった場合、
フレッツ光でないと電話番号が変わってしまう恐れがあるんです。

光コラボレーションはともかく、
NURO光やauひかりなどは利用できるエリアが限られています。

NURO光は関東・東海・関西でしか使えませんし、
auひかりは中部・関西では利用できません。

また対応エリア内であっても、建物の最寄りの電柱まで光ケーブルが来ていないので
開通させることができないといったこともあるんですね。

なのでフレッツ光以外だと移転と同時に光回線の乗り換えも必要となり、
光電話を使っている場合には電話番号も変わってしまうというわけです。

個人のスマホでも番号が変わったことを周知させるのが大変ですから、
ましてやお店や事務所の電話番号が変わるとなるとなおさらですよね。

フレッツ光は対応エリアが全国というだけでなく、
対応エリア内のほぼ全ての電柱に光ケーブルが行き渡っています。

ですから移転先でフレッツ光が使えない可能性は低く、
ひかり電話の電話番号が変わる恐れもほとんど無いんですね。

ちなみにアナログ電話の場合は、施設設置負担金を払って「電話加入権」を
入手していれば移転先でも電話番号を引き継ぐことができます。

施設設置負担金を払わずにアナログ電話を設置した場合には電話加入権が無いので、
移転先で同じ電話番号を使うことはできません。

フレッツ光は個人用としては少し影が薄くなりつつありますが、
ビジネス用としてはメリットが多く、まだまだ他の追随を許さないですね。

-法人向けネット回線

Copyright© 店舗開業で失敗しないために。 , 2019 All Rights Reserved.