法人向けネット回線

法人向けのインターネット回線は個人向けと何が違う?

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脱サラして飲食店を開業する、これまでの職歴を生かして個人事業主として
独立するなど「一国一城の主」として歩み始めようとしている人も多いと思います。

自分のお店や事務所を持つに当たって色々と悩むことはあるんですが、ここに
辿り着いたってことはインターネット回線をどうしようかと悩んでるんじゃないですか?

知らないという人も結構居るかもしれませんが、
インターネット回線には「個人向け」と「法人向け」の2種類があります。

小規模な飲食店や事務所だと、
自宅などで使う個人向けのインターネット回線でもほとんど問題はありません。

しかし今後事業が拡大して店舗や事業所の数を増やしたり、従業員の数が数十人に
上るようになると法人向けのインターネット回線への移行を検討することになります。

そこで個人向けと法人向けのインターネット回線の違いと、小規模な店舗や事務所に
オススメなインターネット回線などについて詳しく見ていきましょう。

インターネット回線は個人向けと法人向けで何が違う?

法人向けのインターネット回線と言われると、何だか個人向けのものよりも品質が高く、
その分料金も高いんじゃないかといったイメージを持つかもしれません。

確かに1フロアに何十人もの社員が働いていて、
何十台ものパソコンが使われているような「大企業」が利用する
法人向けインターネット回線は「高品質・高料金」なこともあります。

しかし小規模な店舗や事務所で利用する法人向けのインターネット回線と
個人向けのものでは
 ・固定IPアドレスが標準で使える
 ・領収書が発行される
大きな違いはこの2つぐらいです。

「IPアドレス」は、文字通り「インターネット上の住所」であり、
インターネットを使う上での身分証明書のような働きをするものです。

IPアドレスによって「どの回線」「どのプロバイダ」のユーザーであるかが分かることで、
色んなインターネットサイトにアクセスすることができるんですね。

個人向けのインターネット回線では、基本的に固定IPアドレスは付与されず、
「動的IPアドレス」を使うことになります。

動的IPアドレスだと、同じパソコンやスマホで同じ場所からインターネットに接続しても、
昨日と今日でIPアドレスが変わってしまいます。

インターネットを個人利用する場合、インターネット上にある情報やサービスを
受け取るだけで、自分から発信する機会というのはなかなかありません。

「SNSで個人が情報を発信している」と思っている人も居るかもしれませんが、
これはTwitterやInstagramなど用意されたシステムに投稿することで情報が
発信できているだけです。

個人利用では自分から発信する機会が少ないので、
毎日IPアドレスが変わったとしても問題ないんですね。

ところが法人の場合、インターネット上の情報やサービスを受け取るばかりではなく、
自分から情報やサービスを発信する機会があります。

例えば各企業が自社でホームページを作成して公開し、サービスをアピールしたり、
商品を紹介・販売したりしていますよね。

このよう自社でホームページ作成して公開する場合には、動的IPアドレスで
毎日IPアドレスが変わってしまうと外部からアクセスしにくくなってしまいます。

また本店と支店のように、離れた2か所のお店や事務所で1つのネットワークを
構築して情報を共有することもあります。

本店と支店が固定IPアドレスを使わないと、お互いに正しく識別できず、
離れた場所で1つのネットワークを構築することができないんですね。

このように固定IPアドレスが必要なる場面が多いので、法人向けの
インターネット回線では標準的に固定IPアドレスが利用できるようになっています。

個人向けでも固定IPアドレスを使うことはできるんですが、
別途料金が発生してしまうことがほとんどです。
(オンラインゲームなどで固定IPアドレスが必要になることがある)

法人向けのインターネット回線では屋号や事業者名義で領収書が発行される

自宅で使っているインターネット回線や個人で契約しているスマホって、
料金を支払った際の領収書が発行されないですよね。

料金を請求書払いにしている場合は領収書が手元に残ることもありますが、
クレジットカード払いや口座振替だと領収書は発行されません。

個人で使っているインターネット回線やスマホの料金を経費として計上する機会は
ほとんどないので、経費削減の意味もあって領収書を発行していないんですね。

しかし小規模とは言え店舗や事務所で使うインターネット回線は経費として
計上しますから、当然領収書が必要となるので領収書が発行されます。

ただ個人向けインターネット回線でも、
店舗や事務所で利用する場合には領収書を発行してもらうことができます。

領収書の名義も個人ではなく屋号や事業者名にしてくれるので、
店舗や事務所で個人向けインターネット回線を使う場合は事前に回線事業者や
プロバイダに相談しましょう。

大規模事業者向けサービスならこんな違いも

個人事業主のような小規模な事業者向けのサービスだと
 ・固定IPアドレスが標準で使える
 ・領収書が発行される
ぐらいしか個人向けサービスとの違いがありません。

しかし従業員を100人単位で抱えるような大規模な事業者向けのサービスでは、
IPアドレスや領収書以外にも違う点があるんです。

個人で利用するインターネット回線の場合、セキュリティは基本的に自己責任で、
自分でパソコンやスマホにセキュリティソフトを入れたり、
別途セキュリティオプションに加入しないといけません。

ところが大規模な事業者向けのインターネット回線では、
 ・有害サイトのブロック
 ・不正侵入検知システム
 ・不正侵入防御システム
 ・URLフィルタリング
などの必要なセキュリティサービスがセットになっていることもあります。

また社内ネットワークを全て可視化して、
不正行為などを監視できるようにするシステムなども提供してもらえたりするんですね。

さらに、個人向けや小規模な事業者向けのサービスは「ベストエフォート型」で、
最低通信速度は保証されていません。

「最大○○Gbps」というのはよく見ますけど、
「最低○○Mbpsを保証」なんて売り文句は個人向けサービスだと一切見られません。

しかし大規模事業者向けのサービスには、
「帯域確保型」で最低通信速度が保証されているものもあります。

業種によっては通信速度が遅くなることで多額の経済的損失が出てしまう恐れも
ありますから、帯域確保型で最低通信速度を保証しているんですね。

他にも混雑による通信速度の定価や繋がりにくさを回避するのに、
近隣の回線とは分離された占有回線が使えるサービスもあったりします。

このように大規模事業者向けのインターネット回線では、
個人向けや小規模な事業者向けには無い、
より高品質はサービスを利用することができるようになっています。

ただ大規模事業者向けのインターネット回線は、サービスが高品質な分料金も高く、
月数万円からサービス内容次第では月10万円を超えることもあります。

経営が軌道に乗って事業を拡大するといった場合には、
こういう大規模事業者向けのインターネット回線の利用を検討するのも良いでしょう。

しかし自分1人で始めるお店や事務所で、
いきなり大規模事業者向けのインターネット回線までは必要無いと思いますよ。

店舗や事務所のインターネット回線としてケーブルテレビやモバイル回線はアリ?

インターネット回線と言っても、光回線もあればケーブルテレビもありますし、
WiMAXやワイモバイルなどのモバイル回線もあります。

自宅のインターネット回線だと
 ・家族で使う・・・光回線
 ・テレビで有料放送も見たい・・・ケーブルテレビ
 ・一人暮らし・・・モバイル回線
と家族構成や利用目的によって利用するインターネット回線を決めれば良いだけです。

ところが小規模事業者の場合には、光回線一択と言って良いのではないでしょうか。

ケーブルテレビは有料放送が見られる分料金が高いですし、
通信速度や安定性の面で光回線に大きく劣ります。

なのでインターネット回線としてみた場合には、
「高かろう悪かろう」になってしまう恐れがあるんですね。

モバイル回線は開通に工事が不要という大きなメリットがあるものの、
対応エリアや安定性の点に不安が残ります。

WiMAXやワイモバイルは、利用している電波の周波数の関係で、
屋内や地下などでは電波が弱くなってしまうことがあります。

外回り中心で事務所にほとんど居ないというような場合には、
持ち運び可能で外出先でも使えるモバイル回線もアリだとは思います。

しかし飲食店のように営業中はほとんど外出することが無い場合には、
モバイル回線だと繋がりにくさのデメリットが際立ってしまいますね。

業態によってはモバイル回線を使うのも良いと思いますが、店舗や事務所の
インターネット回線としては基本的には光回線が良いのではないでしょうか。

小規模事業者にはフレッツ光がオススメ

光回線にも、料金の安い光コラボレーションや通信速度の速さが自慢の
NURO光・auひかりなどがあります。

個人向けのインターネット回線では光コラボレーションなどが優勢になっていますが、
法人向けのインターネット回線はやっぱりNTTのフレッツ光が一番だと思います。

フレッツ光には、NTTというブランド力に加えて圧倒的な対応エリアの広さがあります。

人里離れた山中や無人島といった場所でなければ、
ほぼ日本全国どこでもフレッツ光は利用することができます。

auひかりは中部や関西で使えない地域がありますし、
NURO光は関東・東海・関西以外の地域では使えません。

またauひかりやNURO光は、
対応エリア内の全ての電柱に光ケーブルが通っているというわけでもないんですよね。

そのためエリアマップではお店や事務所の住所がエリア内に入っていても、
最寄りの電柱に光ケーブルが来ていないため開通工事ができないということもあります。

開通時に対応エリアをあまり気にしなくて良いのが、フレッツ光のメリットなんですね。

フレッツ光のひかり電話は2回線目・2つ目の電話番号が安い

飲食店では食材や飲み物を卸業者から仕入れますが、
卸業者への発注でFAXが必要になることも多くなっています。

最近はメールやインターネットで発注できる卸業者も増えていますが、
FAXでしか発注を受け付けていない旧態依然として卸業者も少なくないんですね。

またクレジット決済の端末は電話回線に接続して使うので、小規模な店舗や事務所でも
固定電話の2回線目さらには2つ目の電話番号が必要となります。

NTTのアナログ電話だと、
電話加入権付きだと1回線開通につき37,800円の施設設置負担金が必要となり、
毎月基本料金だけで2,000円近く払わないといけません。

店舗や事務所に2回線の電話を設置するとなると、アナログ電話では
設置費用だけで70,000円以上、毎月の料金も4,000円近くかかってしまいます。

フレッツ光とセットでひかり電話に加入すると、設置費用は不要で、
料金は1回線目は月500円です。(通話料は別)

月200円プラスすれば2回線目が利用でき、
さらに月100円プラスすると2回線目に電話番号を付与してもらうことができます。

要するにフレッツ光のひかり電話であれば、
月800円で電話2回線と2つの電話番号を使うことができるというわけです。
(アナログ電話の1回線分の半額以下)

電話とFAX、自宅兼事務所で自宅用と事務所で電話番号を変えても、
フレッツ光のひかり電話なら大きな費用負担になりません。

小規模事業者向けでもフレッツ光はサポートオプションが充実

先に大規模事業者向けのインターネット回線ならサポートが充実しているといったことを
書きましたが、フレッツ光では小規模事業者向けでもサポートが充実しています。

例えば、月3,000円と少し料金は高めですが、24時間365日対応の
「出張修理オプション」がフレッツ光を法人契約することで利用できます。

小規模事業者だと24時間365日対応サポートは不要という声もありますが、
飲食店では片付け・掃除・次の日の仕込みなどを終えてからだと売上計算をするのは
日付が変わってからなんてことは日常茶飯事です。

業態によっては社会が動き出す前の早朝から作業をすることもあるでしょうし、
そんな深夜早朝にインターネットが繋がらなくなったりパソコンにトラブルが
発生しないとも限りません。

個人向けサービスだと「定時」でしかサポートを受け付けていませんし、
フレッツ光以外の小規模事業者向けサービスでも定時の前後数時間まで
対応してくれるぐらいです。

そうそう頻繁にトラブルが発生することはないと思いますが、万が一発生した場合の
ことを考えると、いつでも対応してもらえるフレッツ光が安心ですね。

また大規模事業者向け並とはまではいかないものの、
セキュリティオプションも比較的安い料金で使うことができます。

「オフィスまるごとサポート」というオプションを利用することで
 ・情報漏洩対策
 ・社内ネットワークの可視化
 ・遠隔操作によるサポート
が利用できます。

訪問サポート無料・遠隔操作によるサポートの回数無制限だとちょっと料金が
高くなりますが、訪問サポート有料・遠隔操作によるサポートの回数を月5回に
制限したプランだと月2,000円以下で使えます。

プロバイダが選べることが大きなメリット?

フレッツ光ではプロバイダが選べますが、
このプロバイダが選べるというのは結構大きなメリットとなります。

お店や事務所を開業して光回線を使い始めると、思ったほど通信速度が出なかったり、
時間帯によって繋がりにくくなったりすることがあるかもしれません。

光コラボレーションやNURO光、電力会社系光回線などのように
プロバイダ一体型のサービスだと、通信品質に不満がある場合は回線を
乗り換えるしか改善の方法がありません。
(一部の光コラボレーションはプロバイダの乗り換え可能)

ところがフレッツ光だと、
回線はそのままでもプロバイダを変更するだけで通信品質の改善が見込めるんです。

回線の乗り換えには、撤去工事に開通工事、
さらに違約金発生と手間もお金もかかりますが、プロバイダの乗り換えだけなら、
プロバイダの違約金が発生する恐れがあるぐらいです。

インターネット回線の通信品質が良くなかった場合でも比較的簡単に改善が
見込めるので、フレッツ光のプロバイダを選べることが大きなメリットとなるわけです。

このように他の光回線で法人契約した場合には無いようなメリットが、
フレッツ光にはあります。

なので開業する店舗や事務所でどのインターネット回線を使おうか迷っている場合は、
フレッツ光を選ぶと良いですよ。

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