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飲食店に固定電話は必要?携帯電話だけで十分?

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これから飲食店を開業しようとする際に迷うのが、
お店に固定電話を引くかどうかってことです。

実は私も脱サラして飲食店を経営しているんですが、私個人としては、店に固定電話が
無くて困ることはあっても有って困ることはないんじゃないと思っています。

そこで飲食店に固定電話を引くメリットデメリットについて、詳しく見ていきましょう。

固定電話があるとお客さんの信用がアップする?

携帯電話全盛の時代に、
わざわざ固定電話を引く必要なんて無いと考える飲食店経営者の方も多いと思います。

しかしお店に固定電話を引くメリットもあります。

お店に固定電話を引く大きなメリットの1つが、
固定電話があることでお客さんの信用がアップする可能性があるという点です。

自分がお客として飲食店を探していて、お店の電話番号が「090」や「080」などから
始まる携帯番号だと「ん?」と思ってしまいませんか?

若年層だと気にしない人も多いかもしれませんが、年齢層が上がるに連れてお店の
電話番号が固定電話番号じゃないことに違和感を覚える割合が増えるはずです。

もちろん対応が丁寧でサービスもキチンとしていれば、
お店の電話番号が携帯番号でも全く問題ありません。

しかし少しでも足りないところがあると、
「やっぱりな」とお客さんの信用を失ってしまいかねないんですね。

また携帯番号だと、お店専用の番号なのかオーナーや店長の個人用と兼用なのか
分かりにくいということもあります。

固定電話番号だと、お店が休みや開店前閉店前の場合は電話に出ないので、
お客さんとしても営業時間や定休日に気兼ねなく電話をかけることができます。

しかし携帯番号だと、個人用と兼用でプライベートを邪魔してしまうと思ってお客さんが
電話をかけにくくなってしまうことも考えられます。

なのでお店に来てくれるお客さんのことを考えると、
お店には固定電話を引いた方が良いということになるんですね。

予約を受け付けるなら固定電話があった方が良い

もし開業する飲食店で予約を受けようと考えているのであれば、
絶対固定電話があった方が良いと思います。

メールやインターネットでの予約が一般的になってきているとは言え、
まだまだ電話でお店を予約する人も少なくありません。

またメールやインターネットで予約を受け付けるとなると、
それなりのシステムを構築することになります。

コンピューターの知識があり自分でできるなら良いですが、
業者に頼むとシステムの構築にも維持にもお金がかかってしまいます。

電話での予約受付なら固定電話を引くだけですし、
導入や維持にかかる手間やお金も少なくて済みます。

固定電話が無いと卸業者と取引できない!?

カフェやレストランなどの飲食店を経営する場合には、
食材や飲み物などを卸業者から仕入れないといけません。

最近はメールやインターネットでの発注を受け付けてくれる卸業者も増えてきましたが、
受付はFAXのみという旧態依然とした卸業者もまだまだ多く残っています。

例えば、卸業者ではありませんが駐車場の「タイムズ」では、
店舗向けの駐車サービス券の購入はFAXのみでの受付となっています。

駐車サービス券の利用申し込みはもちろん、サービス券の再購入、
タイムズのWebサイトへの店舗情報の掲載などもFAXでしか受け付けていません。

都合よくメールやインターネットで発注を受けてくれる卸業者が見つかれば良いですが、
見つからない場合にはFAXを使わざるをえません。

発注の度にFAXを送りに近くのコンビニに行くなんてことはできませんから、
固定電話を引いてお店でFAXを使えるようにせざるをえないということになるんですね。

お店に固定電話を引くデメリット

飲食店でお店に固定電話を引くデメリットももちろんあります。

固定電話を引くデメリットとしては
 ・携帯電話より費用が高い
 ・営業時間外に電話を取り損ねる恐れがある
 ・主にかかってくるのが営業電話
などといったことです。

NTTの固定電話だと、基本料金だけで毎月1,800円ほど必要で、
さらに通話料も含めると月2,000円以上はかかってしまいます。

一方携帯電話の場合、格安SIMで通信量の一番少ないプランを選ぶことで
料金を月1,200円ほどに抑えることができます。

1回5分以内の通話無料のオプションを付けても、
月2,000円以内に収めることも可能です。

月数百円程度の違いとは言え、
飲食店を経営する者にとっては経費をいかに抑えるかというのが大きな課題です。

それだけに月数百円でも経費が抑えられるという点では、
固定電話より携帯電話を使う方が良いということになりますね。

固定電話だと予約の電話を取り損ねることも

開店前や閉店後あるいは休憩時など、多少であれば営業時間から外れた時間に
予約などの電話をかけてくるお客さんも居ます。

固定電話の場合、まだスタッフがお店に居る時間帯なら電話を受けることもできますが、
営業時間外だと誰もお店に居らず電話を受けられないことも十分に考えられます。

また自分一人で仕込みをしていて、
ちょっとトイレに立った時に計ったかのように電話がかかってくることもあるんですよね。

お客さんからすると、電話をかけたのに誰も出ないと「じゃあ他の店にしよう」
となってしまうことも往々にしてあります。

極端な話、お店の電話を固定電話にしていることで予約の電話が受けられずに、
売り上げを落としてしまうなんてことも無いとは言えません。

その点携帯電話であれば、休憩時間に買い出しに行くときでも持って行くことが
できますから、電話を受け損ねる恐れがないんですね。

お店に重要な電話はかかってこない?

電話での予約を受け付けていない場合には、
お店に重要な電話がかかってくることはそんなにありません。

予約以外でお店にかかってくる電話と言えば、
 ・定休日や営業時間の確認
 ・店の場所や駅などからの道順の確認
 ・勧誘や営業
などです。

営業時間や店の場所などを確認するのはお客さんなのでまだ良いですが、
勧誘や営業の電話はお客さんですらありません。

オーナーや店長などお店の責任者ならすぐに断ることもできますが、
アルバイトスタッフだと勧誘や営業の電話対応にムダな時間を取られることになります。

勧誘や営業の電話は着信拒否すれば良いんですが、
固定電話だとまずナンバーディスプレイに加入しないといけません。

その上で電話機の着信拒否機能を使ったり、電話会社の特定の番号の着信が
拒否できるサービスを使うことでようやく着信拒否ができます。

携帯電話には標準的に着信拒否機能が付いていますから、
特定の番号はもちろん非通知の電話も簡単に着信拒否することが可能です。

固定電話だとお店を移転する時の手続きが面倒

少しイレギュラーな話ですが、お店の経営が軌道に乗ったらもう少し条件の良い物件に
移転するなんてこともあるかもしれません。

移転先したことで電話番号が変わるとお客さんも不便だったりするので、
できれば移転後も同じ電話番号を使いたいところですよね。

そうすると固定電話の場合は、
遅くとも移転日の1~2週間前には移転手続きをしておかないといけません。

固定電話の移転工事は予約制のため、早めに手続きをしておかないと
移転後しばらく固定電話が使えないことになってしまいます。

もし移転先の物件に固定電話が開通していない場合は、
開通工事をしなければならず、工事への立ち会いも必要となります。

その点携帯電話であれば、住所変更ぐらいで、
ほとんど手続き無しで移転先でもそのまま使うことができます。

工夫次第で固定電話のデメリットは解消できる?

お店に固定電話を引くデメリットをいくつか挙げましたが、
実はいずれもちょっとした工夫で解消できるものばかりなんです。

まず料金の問題ですが、携帯電話を格安SIMにするなら、
固定電話も基本料金の安いものを使えば良いだけです。

例えば、お店でWiFiを使えるようにするのに光回線を契約するのと同時に
光電話も契約することで料金を大幅に抑えることができます。

光電話とセットなら光電話の料金は月500円ほどで、
通話料も固定回線より安くなります。

お店から電話をかける頻度にもよりますが、
場合によっては毎月の電話代を1,000円以下に抑えることもできるんですね。

いくら格安SIMの料金が安いと言っても、
音声通話付きで月1,000円以下に抑えることはできません。

なのでお店の固定電話として光電話を使えば、
携帯電話よりも費用を抑えることができるというわけです。

また固定電話の受け損ないの問題も、固定電話にかかってきた電話を携帯電話に
転送するサービスを利用すれば解消できます。

さらに勧誘や営業の電話がかかってくるというのも、
お店の電話番号を公表しないことで防ぐことができます。

予約を受け付けている場合は公表せざるをえませんが、
予約を受け付けていないのであればタウンページにメールや電話で
お店の電話番号を掲載しないようにお願いすれば良いだけです。

付き合いのある業者や常連さんだけに教えるようにすれば、
特段電話番号を公表しないことで不便になることはないと思いますよ。

お店に固定電話を引く場合の注意点

私個人としては飲食店には固定電話を引いた方が良いと思いますが、
お店に固定電話を引く際には注意しないといけないこともあります。

先の移転のところでも書きましたが、お店が入る物件に固定電話が
開通していない場合には固定電話回線の開通工事を行わないといけません。

光回線の開通工事と同じで、申し込んでから開通工事が実施されるまでに
日数がかかるので早めに申し込む必要があります。

開店したのに電話が繋がらないとなると、
これまたお客さんの信用を失うことにもなりかねません。

なのでお店が入る物件に固定電話が開通しているかどうかを事前にチェックしておき、
開通していない場合は日数に余裕を持って工事を申し込むようにしましょう。

それから固定電話として光電話を使う場合も同様で、開通に日数がかかります。

光電話の開通には早くても2週間、遅ければ1か月以上かかることもあり、申し込みが
少し遅れるだけでもお店の営業開始に光電話の開通が間に合わなくなってしまいます。

ですからお店の固定電話として光電話を利用する場合は、
お店が入る物件を契約すると同時に申し込むぐらいの気持ちでないといけませんよ。

固定電話を使わず携帯電話を使う場合の注意点

お店に固定電話を置かずに携帯電話を利用する場合には注意すべきことがあります。

通信費を抑えるために、お店で使う電話を通話アプリで済ませてしまおうと
考えている場合もあるかもしれません。

通話アプリでも、月数百円程度の料金を払うことで「050」から始める電話番号を
付与してもらうことができます。

なので通話アプリをお店の電話として使えないことはないんですが、
基本的に通話アプリでは110や119など緊急時の通報ができません。

そのためお客さんが倒れたり、
お店でボヤが発生した場合にすぐに対応できないことになってしまいます。

通話アプリで緊急通報ができないことを知っている人も多いので、
お店の電話番号が050から始める番号だと「緊急時の対応を考えていない店」と
見なされてしまう恐れがありますよ。

また開業時は通話アプリで、
お店の経営が軌道に乗ったら固定電話にしようと考えている場合もあると思います。

この場合、通話アプリから固定電話に変えた段階で電話番号も変わることになります。

電話番号が変わると役所や保健所で「飲食店営業許可」の変更などの手続きが
必要になることもありますし、何よりお客さんが不便ですよね。

お店の移転などで電話番号を変えざるをえない場合は仕方ないとしても、
できれば途中でお店の電話番号が変わるというのは避けた方が良いと思いますよ。

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