ネット回線の知識

VDSLランプ点滅でインターネットに繋がらなくなった!

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自宅のインターネット回線がある日突然繋がらなくなり、
色々調べてみるとモデムのランプが点滅している・・・。

このランプの点滅がインターネット回線が繋がらない原因に関係していることは
分かっても、具体的にどう対処すれば良いかまでは分からないですよね。

繋がらなくなったインターネット回線を復旧させるには、
光回線の回線事業者やプロバイダに相談するのが一番確実な方法ではあります。

しかし回線事業者やプロバイダのサポートセンターってなかなか電話が繋がらないし、
受付時間が平日の9時5時で電話をかける余裕が無かったりします。

そこで光回線のVDSLモデムのランプが点滅してインターネットに繋がらなくなった時の
原因と対処法について詳しく見ていきましょう。

VDSLモデムって何?

光回線が繋がらなくなったと原因と対処法を見る前に、
そもそも「VDSLモデムって何?」と思っている人も少なくないはずです。

「ADSLの終端装置がモデム」で、
「光回線の終端装置はONU」というのが一般的な認識だと思います。

しかしマンションなど集合住宅で光回線を利用する場合には、
終端装置がONUではなくモデムになることがあるんです。

集合住宅では最寄りの電柱から光ケーブルを一旦共用部まで引き込み、
そこから各部屋へと分配されるようになっています。

共用部から各部屋へ光回線を分配するのには
 ・光配線方式
 ・VDSL方式
 ・LAN方式
の3つの方式があります。

「光配線方式」は光ケーブル、「VDSL方式」はアナログ電話回線、
「LAN方式」はLANケーブルをそれぞれ使って各部屋に分配することになります。

簡単に言うと、ONUは光信号とデジタル信号を相互に変換するもので、
モデムはアナログ信号とデジタル信号を相互に変換するものです。

なので光配線方式で部屋まで光ケーブルが来ている場合は終端装置はONUですが、
共用部から部屋までアナログ電話回線を使うVDSL方式では終端装置が
モデムになるんですね。

自宅だけでなく、マンションや雑居ビルの一室を借りて飲食店を経営している場合も
建物の配線方式によっては室内に終端装置としてVDSLモデムを置くことになります。

VDSL方式だと光回線の通信速度が遅い?

アナログ電話回線という既存の設備を利用するので、開通にかかる手間とお金が
VDSL方式の方が光配線方式よりも少なくて済む可能性が高いです。

しかし光回線の使い勝手の面では、
VDSL方式より光配線方式の方が上だったりするんですね。

光回線の使い勝手の良し悪しを決める大きな要因の1つが「通信速度」ですが、
VDSL方式だと通信速度が光配線方式より遅くなってしまいます。

例えばNTTのフレッツ光で建物自体の契約が最大1Gbpsだと、
光配線方式では各部屋でも通信速度は最大1Gbpsとなります。

ところがVDSL方式はアナログ電話回線が最大100Mbpsまでしか対応していないため、
大元の光回線の通信速度が最大1Gbpsでも各部屋で使う回線の通信速度は
最大100Mbpsになってしまうわけです。
(1Gbps≒1000Mbps)

集合住宅では同じフロアの他の部屋と1本の光回線を共有することになるので、
他の部屋のインターネットの利用状況によっては自分の部屋の通信速度が
大きく落ち込んでしまいます。

なので雑居ビルの一室で営業している飲食店などでは、他のお店が混雑していることが
原因で、自分のお店はお客さんがそれほど多いわけでもないのにインターネットが
繋がりにくくなったり通信速度が遅くなったりすることもあるんですね。

光配線方式で最大1Gbpsなら、他のお店の影響で多少通信速度が遅くなっても
インターネットが普通に使える可能性が高いです。

しかしVDSL方式で通信速度が最大100Mbpsだと、他のお店の影響で通信速度が
遅くなるとまともにインターネットが使えなくなることも十分に考えられます。

なので飲食店でお客さんにWiFiを提供しようと考えているなら、
物件を借りる際に光回線の配線方式もしっかりチェックしておいた方が良いですよ。

「VDSL LINK」のランプ点滅なら自力で復旧できる可能性あり

VDSLモデムのランプが点滅してインターネットが繋がらなくなったといっても、
どのランプが点滅しているかで繋がらなくなった原因が変わってきます。

モデムの「(VDSL)LINK/ACT」というランプが点滅している場合であれば、
自力で光回線を復旧させられる可能性があります。

「LINK/ACT」のランプが点滅していると、モデムもしくはモデムと電話線を繋いでいるケーブルに不具合が発生していると思われます。

ですから、モデムにリセットボタンがある場合は、
まずリセットボタンを押してモデムの電源を落とし、電源コードをコンセントから抜きます。

モデムにリセットボタンが無い場合は、
電源コードをコンセントから抜くことでモデムの電源を落としましょう。

モデムの電源を落とした状態で10分(できれば30分~1時間)ほど放置してから、
電源コードをコンセントに挿してモデムを再起動させます。

モデムのちょっとした不具合であれば、モデムの再起動で復旧する可能性が高いです。

光回線が開通してからは、
ONUやモデムなどの終端装置の電源を落とすことってあんまり無いですよね。

中には、光回線が開通してから一度もONUやモデムの電源を落としたことが
無いなんてこともあるかもしれません。

長い間光回線を使っていると、
ONUやモデムにキャッシュといった一時的に保存しているデータなど
いわゆる「通信のゴミ」が溜まり、不具合の原因となることがあります。

ONUやモデムを再起動することで通信のゴミが掃除されて不具合が
解消されることもあるので、たまにはONUやモデムの電源を落とした方が良いですよ。

モデムを再起動しても復旧しない場合には、
モデムと電話線を繋ぐWANケーブルに不具合が発生している可能性があるので、
WANケーブルを新しいものに変更してみましょう。

再起動でもWANケーブル交換でも復旧しない場合は?

モデムを再起動しても、WANケーブルを新しいものに交換しても光回線が
復旧しない場合は、モデムが故障していると思われます。

モデムは光回線事業者からレンタルしているものなので、
故障した場合には光回線事業者に交換してもらうことができます。

経年劣化など通常の使用の範囲内における自然故障であれば、費用はかかりません。

ただし落下や水濡れなどユーザーの過失によってモデムが故障した場合には、
交換はしてもらえるものの、交換費用がかかってしまいます。

交換費用は利用している光回線によって違いますが、交換作業を行ってくれる
スタッフの出張費も含めて20,000円ぐらいかかることもあります。

新しいモデムを送ってもらい自分で交換すれば、
スタッフの出張費分の費用を浮かすことはできます。

ただ交換したモデムに初期設定を施さなければならず、
コンピューターの知識があまりない場合には高いハードルとなりかねません。

VDSLモデムの「LINE」のランプが点滅している場合はちょっと厄介

「LINK/ACT」のランプ点滅なら、自分だけで問題を解決することも可能です。

ところがVDSLモデムの「LINE」のランプが点滅している場合は、
自分だけでは解決できず、ちょっと面倒なことになります。

「LINE」のランプが点滅していると、モデムやWANケーブルではなく、
集合住宅の共用部の設備に不具合もしくは故障が発生している可能性が高いです。

インターネットが繋がらなくなってモデムの「LINE」のランプが点滅していたら、
集合住宅の管理人さんもしくは管理会社に連絡しましょう。

その前にモデムの不具合や故障でないことを確かめるために、
一応モデムの再起動も行っておいた方が良いですね。

管理人さんや管理会社に他の部屋からもインターネットが繋がらないという連絡が
入っている場合は、共用部の設備に不具合・故障が発生していると見て
ほぼ間違いないと思います。

あとは管理人さんや管理会社が回線事業者に設備の修理・交換を依頼してくれる・・・
というのであればまだ簡単なんですが、そうはいきません。

どうやら集合住宅の共用部にある光回線の設備に不具合や故障が発生した場合、
管理人さんや管理会社から修理・交換依頼を出すことができないんだとか。

たとえ共用部の設備であっても、
光回線の利用者が回線事業者に修理・交換を依頼しないといけないんですね。

他の部屋の人が連絡するのを待つのも良いですが、
少しでも早く復旧させたいのであれば自分で回線事業者に連絡しましょう。

共用部の設備の修理・交換にかかる日数は?

光回線の開通には最低2週間以上の日数がかかることを考えると、
共用部の設備を修理・交換してもらうのにも結構な日数がかかりそうですよね。

1~2日ならともかく1週間も10日もインターネットが使えないとなると、
一般家庭でも不便ですし、飲食店ともなると売り上げにまで関わってくる恐れもあります。

しかしネットの口コミを見る限りでは、
集合住宅の共用部の設備の修理・交換にはそれほど日数はかからないようです。

フレッツ光だと連絡した翌日に来てくれることもありますし、光コラボレーションの
場合でも連絡してから2~3日で修理・交換してもらえることが多いみたいです。

ユーザー→光コラボレーション事業者→NTT→ユーザーと連絡が回るので、NTTに
直接連絡できるフレッツ光より光コラボレーションは余分に日数がかかるんですね。

作業には基本的に管理人さんや管理会社が立ち会ってくれますが、
自分が立会わないといけない場合には自分の都合次第で光回線の復旧に
日数がかかってしまうこともあります。

共用部の設備の修理・交換費用は連絡したユーザー持ち!?

VDSL方式の集合住宅の共用部の設備が、
誰かしらの過失によって不具合・故障を引き起こすことは考えにくいです。

自然発生的な不具合・故障であれば、当然修理・交換に費用はかかりません。

しかし過失による場合はもちろん、不具合・故障が発生した箇所によっては出張費や
作業代などの費用が発生することもあるようです。

集合住宅の共用部の設備にかかる費用ですから、
当然共益費などで賄われると思いますよね。

ところが共用部の設備であっても修理・交換にかかった費用は、
修理・交換を依頼したユーザーに請求されることになるんです。

光回線の直接の利用者でない管理人さんや管理会社が修理・交換を依頼できないのと
同じで、光回線の事業者としては修理・交換の依頼者でない管理人さんや管理会社に
費用を請求することはできないわけです。

とは言え共用部の設備の修理・交換にかかった費用を、
過失の無い一個人が払うというのもおかしな話ですよね。

共用部にかかった費用は管理会社が負担してくれる可能性が高いので、
回線事業者に修理・交換を依頼する前に費用負担について管理人さんや管理会社と
話をしておきましょう。

ですから共用部の設備に不具合・故障が発生したことが分かっても、
すぐに回線事業者に連絡するのではなく、まずは管理人さんや管理会社に連絡ですよ。

光回線復旧に日数がかかる場合はモバイルルーターのレンタルもあるが・・・

雑居ビルの共用部の設備に不具合・故障が発生して、飲食店でWiFiが1週間も
10日も使えないとなると、売り上げに影響を及ぼすこともあります。

もし自分のお店が入っているビルの光回線の復旧に日数がかかるような場合には、
モバイルルーターのレンタルサービスを利用する方法もあります。

普通にモバイルルーターを契約するよりも割高なものの、
通信量無制限で1日当たり500円前後で1日からレンタルすることも可能です。

ただモバイルルーターのレンタルサービスで借りられるのは持ち運び可能で
外出先でも使える端末で、同時に接続できる機器数が10台程度となっています。

本当に規模の小さいお店なら何とかなるかもしれませんが、
定員が10人以上のお店では力不足と言わざるをえません。

また同時接続数が10台程度と言っても、
10台同時に接続すると通信速度が大きく落ちてしまうこともあります。

快適にインターネットを使うには同時に接続する機器数はせいぜい2~3台までなので、
お店の規模に関わらず飲食店のWiFiとしてはあまりオススメできないですね。

同時接続機器数が40台ほどのホームルータータイプの端末もレンタルできるんですが、
ホームルータータイプだと1か月単位での利用となることが少なくありません。

1週間ほどお店でWiFiが使えないデメリットとモバイルルーターのレンタル費用を
天秤にかけた上で、モバイルルーターのレンタルサービスを利用するかどうかを
検討した方が良いですよ。

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